谷 好通コラム

2016年10月04日(火曜日)

10.04.「どうしてこの会社は面接が一回しかないんですか?」

先日「内定式」が終わって、
来年四月に入社の大卒予定者が確定しましたが、
まだ、採用の門を閉じた訳ではありません。
高卒予定も含めて大卒予定者の、追加の採用も受け付けています。

 

今、新店の出店ペースを上げていて、
この11月から12月にかけて西日本中心に8店舗が集中的に出店します。
また年が明けた”春”には、
今度は東日本を中心にした集中的な出店が予想されます。

 

年内の新店8店舗については、
ほぼ人員配置が決まり、
内示も順調に進んでいますので心配いりませんが、
すぐに来春以降の新店出店と、
既存店の伸長による増員のための人員確保が必要になってきます。
今、新卒予定者で50数名を確保し、
中途入社希望者も必要に応じて受け入れ続けていますが、
来春の新卒予定者の追加採用も続けている訳です。

 

今日は、札幌から二名の会社見学からの面接希望者がやってきました。
その面接の中で一人が、面白いことを私に聞きました。

 

「なぜ、この会社は面接が一回だけなんですか。」

 

他の会社の面接では、
一次面接、二次面接とあって、
三次面接くらいになると、やっと社長が出てくるそうだ。
ところが、
このKeePer技研㈱では、
会社見学の後、本社に面接に出かけていくと、
最初から社長が面接にいて、
しかも面接はそれ一回だけだと言う
なんかおかしい。どっかの居酒屋のアルバイトの面接みたい。と感じたのか。

 

そう言われれば、たしかにそうだ。
そういう意味では、私は居酒屋のオヤジ並みである。

 

応募者が多く採用倍率が高い会社は
一次面接、二次面接と合格候補者を絞って行って、
選ばれた人だけが社長を含めた最高幹部の面接を受けられるのかもしれない。
大きな会社はそれが普通なのかもしれません。
会社の偉い人は、
不合格になるかもしれない人にまで会うような無駄な事はせず、
下のランクの者が振るい分けをしていておくのが常識なのでしょうか。

 

しかし、私は、残らずみんなに会いたい。
わざわざこの会社を選んで面接に来てくれた残らずの人に、
私が会いたいと思ってしまい、つい、私が面接をしてしまうので、
面接が一回で終わってしまうのです。

 

人事は社長の仕事であるとするならば、
その最初の仕事は新規採用の面接から始まるのは当然で、
縁あって、個人と会社がお見合いのするのですから、
社長である私がちゃんと見極めたいし、とにかく会いたい。

 

しかし、
「なぜ、この会社は面接が一回だけなんですか。」
と聞かれて、
初めて、そういうことが返って会社を安っぽくしているのかな。と思いました。
良いと思ってしていることが、逆に悪くなってしまう時もあります。
ちょっと考えさせられましたが、
それでも私は、やっぱりこれからも全部の人と面接をしていくのだと思います。
残らずの人と会いたいのだから、仕方ありません。

 

 

今日は夕方から、
ブランディングのためのミーティングを、
企画の人、デザイナー全部、店舗部の人、大勢集まってやりました。
新しいスタジオの会議室を初めて使いました。

 

 

天井に近い窓から、子猫が覗いていました。
白黒の子猫です。
何を思って私達を見ていたのでしょうか。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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