谷 好通コラム

2021年06月20日(日曜日)

6.20.自分の為だけに生きているのは、実は、とてもつまらなさそう

働くということは、

誰か自分以外の人(達)の役に立つことで、感謝され、

その誰か自分以外の人(達)から報酬を得ることです。

その報酬は自分とその家族の生活の糧としたり、自分の為に使います。

 

しかし、働かなくても収入が得られたりする人はたくさんいます。

親からの資産が有り余るほどあったり、

地代、家賃が安定して得られている人は数えきれないほどいるでしょう。

それでも何人かに一人という程度で多数派ではありませんが、

いわゆる不労所得で生活が成り立っている人は何百万人、

ひょっとしたら一千万人以上もいるかもしれません。

 

では、その人たちが働かずに遊んでいるのかというと、そうでもありません。

何気なく働いている人も多くいます。

 

ずっと遊んでいる人も知っていますが、

そういう人は周りの人からなんのあてにもされずに生きていて

つまらなさそうです。

自分を見失わない為なのでしょうか、

あるいは自分が社会に役に立つ存在であることを言いたいのでしょうか、

実体のない会社を登記して、

社員が一人もいないその会社の社長に収まり、

社長の名刺を造って、配って見せびらかすような堕ちた人も知っています。

そういう人には、

ハゲタカのような者が金目当てにたかってくるだけです。

 

遊びは自分の為にするものなので、

働かずに遊んでいる人は、自分の為だけに生きていることになります。

何かを買って、お金を使えば「ありがとうございます。」と言われるが、

それは何かを買ったことに対して言われた感謝であって、

その人が何か役に立ったという訳ではありません。買い物も自分の為です。

しかし物は人間を幸せには出来ません。

自分の為だけに生きているのは、

実は、とてもつまらなさそうに見えます。

 

だから、

不労所得が十分にあるのに、

なお何気なく働いている人の方が多いのかもしれません。

働いて、人の役に立って、自らの存在を喜ばれ、感謝されて、成果を得て、

仲間たちと肩を組んで、喜びあい、働く。

自分の為に遊んでいるよりはるかに面白い。

 

しかし、

その働く面白さ、楽しさを知らず、

働くことは”苦”でしかなく、

仕事は報酬を得るための”労苦”でしかないと思っている人が、

不意に、十分な不労所得を得られると、

「遊んで暮らせる天国」を得た気分になるかもしれないが、

周りが金目当てのハゲタカだらけになっているのにも気が付き

いつかは、それがいかにつまらない事であるか気が付いたのでしょうか

多くの人が、

何気なく働いて、普通の生活をしています。

有り余る不労所得があっても、何気なく働いて、普通の生活をしています。

人は、人の役に立っていないといけないようです。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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