谷 好通コラム

2016年04月19日(火曜日)

4.18.リピートが途絶える「心変わり」あるいは「浮気」とは

中部空港からドイツのミュンヘン空港まで飛ぶ場合、
普通はドイツのルフトハンザ航空で中部→フランクフルトを10時間半飛んで、
飛行機を乗り換えフランクフルトからミュンヘンに1時間足らずで行きます。
普通の人はこのルートを選びます。
ドイツへ行くのだからドイツの航空会社でということもあるでしょう。

 

しかし、私はあえていつもFINNAIR(フィンランド航空)で、
中部→ヘルシンキを約9時間飛んで、
飛行機を乗り換えヘルシンキからミュンヘンに2時間半かけて飛ぶルートです。

 

理由はいくつかあるのですが、
ひとつには、
CAさんが、たくましいドイツ人女性より、
北欧のフィンランド女性の方がやさしい感じがして、
ついFINNAIRを選びます。

 

もうひとつには、
FINNAIRの方がほんの若干ですがルフトハンザより安いことです。

 

さらにもうひとつは、
ルフトハンザはやたらとストライキのようなことが多くて、
予定の便に乗れないことが何度かあったので、
そういう意味では確実なFINNAIRを選びます。

 

更に決定的な要素では、
フランクフルト空港は世界有数の大きな空港であって、
国際便から国内便への乗り換え(トランジット)のために、
大変遠い距離を歩かなければならず、
それに比べるとヘルシンキ空港は小さくて、
トランジットにそれほど距離を歩かなくて済むことがあります。

 

歩くのが苦手な私としては、これはほぼ決定的な要素です。

 

しかし、今日またFINNAIRで来て、
いつものようにヘルシンキ空港でトランジットしたのですが、
今日は、いつもの三倍から四倍は遠くまで歩きました。
ヘルシンキ→ミュンヘンの便の乗り場が、
とんでもなく遠かったのです。

 

もちろん、私は魔法の靴を手に入れ履いているので、
ひぃひぃ言いながらも無事にトランジット出来ましたが、
これには参りました。
ヘルシンキ空港での乗り場が遠い所へ変わってしまったようです。

 

私がドイツ・ミュンヘンに飛ぶのに
ルフトハンザを使わずFINNAIRを使う理由の
最も大きな部分が無くなってしまったかもしれません。

 

ふと、久しぶりに、今度はルフトハンザに乗ってみようかなと思っています。
たまには、きっついドイツ人のCAさんもいいかと思いました。

 

リピートが途絶える「心変わり」あるいは「浮気」とは、
こんな感じで起きるものなんだなぁと思ったのでした。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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