谷 好通コラム

2016年04月09日(土曜日)

4.09.二日前の話、会社のこと、投資家の皆さんのこと。

最近は足腰の調子が良くなって、
少しは歩けるようになったので、
やたらに出張を多く入れたり、移動の隙間に用件を挟みこんだりして、
まったくゆとりのないスケジュールを入れる傾向が続いています。
すると、
その予定された用件をひたすらこなすようになって、
一つ一つの仕事をすることによって、何かが出来あがっていくような
建設的な仕事が出来なくなっているような気がします。
そのせいか、このブログを何日か書けなくなっていました。

 

 

二日前の話です。
そうそうたる機関投資家の方々が集まって、
KeePer技研㈱を食べる会なるものがあって、金融のプロを相手に
大変エキサイティングな時間を過ごさせていただきました。

 

私はIR(機関投資家への事業状況説明)は嫌いな方ではなく、
むしろ、好きだと言っても過言ではありません。
経営者と投資家は、ある意味、
同じような視点で会社を見ていて、気が合う所があります。

 

会社という仕組みは、端的に言えば、
利益を上げることを目的とする組織体です。
会社は、世の中に何らかの付加価値を提供して、
世の中がその付加価値に見合うと判定した金額で、”買って”、報酬を支払い、
そしてその報酬金額が、
その付加価値を生み出し提供する経費より大きければ利益が出て黒字経営です。
黒字経営とは、世の中がその会社が生み出した付加価値に、
その会社が使った世の中のお金(経費)より大きな金額に見合う価値を認めた訳で、
これは社会にとってもプラスであり、貢献したとも言えます。
その会社がやっていることが社会にプラスになるので、
その会社は黒字で経営しているということになります。
逆に、世の中にその付加価値を、
経費より小さな金額でしか買ってもらえなければ赤字経営ということです。
言い方を変えると、社会に損をさせていることにもなります。

 

だから黒字の会社とは、
社会に貢献して、必要とされて、繁栄を続け、
社会からその会社の活動の為の資本を投資されて、
ますますの成長と拡大を目指します。
逆に、赤字の会社とは、
社会に損をさせているので、早々に社会から排除されます。

 

つまり、大きく伸びる会社とは、世の中に役に立っていて、
無くなる会社とは、世の中に役に立たない会社ということでしょうか。

 

投資家の人達は、そんな基本的な道理をよく解かっていらっしゃるようで、
会社の可能性と将来性を、
世の中にとって、その会社が役に立っているのか、
必要とされているのかの色々な角度と指数で見ています。

 

ガツガツと自分の金儲けだけを考えていて
今は儲かっていても、いずれは赤字に転落するような会社を、
彼らは見抜かなくてはいけません。
だから、まともな経営者と同じ視点を持っているから、
彼らの話は面白いし、勉強になります。

 

だけど、彼らの頭脳は回転が速いので、
話しに着いて行くだけで、クタクタになります。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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