谷 好通コラム

2020年05月21日(木曜日)

5.21.車が売れるのかもしれない

「景気が悪くなって、新車が売れなくなると
今の車を長く乗る為にKeePerを施工する車が増える。」とは、
長年キーパーを扱ってきて経験的に憶えた方程式のように思っていましたが、
今のコロナ禍においてはもう一つの要素が加わったようです。

 

10日ほど前に、ある機関投資家の方がおっしゃった言葉で、
「今回の新型コロナ禍で、都会の人はみんな
電車とかパスなど公共交通機関に乗らなくなった。三密が怖いからです。
乗車率数%にまで落ちています。
その代わりに自家用車に乗る人が増えて、
特に都会にあった「車離れ」が、
大きくマイカー所有の流れになったのではないでしょうか。
そしてさらに、
カーシェアなどは人と共有の車は怖いので、
自分あるいは家族専用の車、つまり自家用車復権の流れです。
これは、KeePer技研としては、プラスの影響になるのではないでしょうか。」

 

このお話を聞いて私なりに納得していたのですが、
それを裏付けるようなデータを知り合いの人が教えてくれました。

 

「コロナ禍の影響におけるクルマの購入意識の変化」
と銘打った消費者アンケートの結果です。
1.「車を買う予定があったが、買うのを中止・延期した人」が11%。
2.「車を買う予定がなかったが、買いたくなった人」18%。

 

これはうれしいですね。
「便利で楽な乗り物」という価値として、
車が公共機関に負けつつあって「、
車離れ」が、都会で進みつつあった所に
新型コロナウィルス禍という新らに要素が社会に加わったことによって、
「他人との接触を避けられる移動手段」としての価値が、車に大きく出て、
・クルマは生活に必要な移動を安全に行うことができると認識されている(80%)
・特定警戒8都道府県、特に東京ではクルマ移動が増加(26%:全国比+10pt)
となって、
2.「車を買う予定がなかったが、買いたくなった人」18%。
が、
主に経済的に苦しくなることを予想して
1.「車を買う予定があったが、買うのを中止・延期した人」11%。
を、
7ポイントも大きく上回ったという結果になったのでしょう。

 

これはうれしいですね。
個々の人がそれぞれに自分の車を持つという傾向が増えたとしたら、
それはKeePerが活躍するマーケットの可能性が大きくなったことになり、
それはそれで素直に嬉しいと思うのです。

 

ちなみに、あるカーディーラーさんの話では、
「四月は全く車が売れなかったが、五月になってからぼつぼつ売れ始めている。」そうです。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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