谷 好通コラム

2015年12月05日(土曜日)

12.05.過去も今も最高。すべてはうまくいっている。

昨日の話で書いた「新しい靴」は、
具合が良かったので、調子に乗って歩き過ぎたのかもしれません
カカトに血マメを造ってしまい、痛くて履けなくなってしまいました。
だから残念ながら、元の靴に戻っていますが、
血マメが痛くて、前より歩けなくなっていて困ったものです。

 

なかなかうまく行きません。
本当になかなかうまくいきません。

 

先日、大阪の山戸所長がブログに上げていた
「夢」という文字の中に、
「ありがとう」という文字がはまっている絵ハガキを紹介していましたが、
この絵ハガキには、もう一つ言葉が書いてありました。

 

「うまくいかなくても
きっとそれは夢に辿り着くまでのプロセス
すべてはうまくいっている。」

 

私はこのブログに自分の足が悪いことを、時々書きますが、
誤解を招くといけないので解説をしますが。
足が悪いから自分のことを、かわいそうだなんて思っていません。
普通の人がやれることで、出来ないこともありますが (たとえば山登り)、
だからといって、かわいそうとか、悔しいとすら思いません。
足が痛い時には、「痛いなぁ」と思うだけです。
でも、小さい時からずっとこうなので
走って勝てることは無く、
中学校に生徒が400人いれば、確実に私は400番でしたから、
根強いコンプレックスはあります。
だから、かわいそうなのではなく、むしろ反発をしてきました。
昔、親父が、ことあるごとに私にこう言いました。
「ヨシミチは足が悪いから体を使う仕事は出来ん。
ちゃんと勉強して、頭を使う仕事をしなきゃいかんぞ。」
こう言われると私は反発して、
“俺は足が悪いから勉強するわけじゃない。”といつも思っていました。

 

それで、夜学の大学に行くと決まった時、
昼の仕事を「深夜のトラック相手の軽油スタンド(今のフリート)」にしました。
スタンドの仕事は当然立って走り回る仕事なので、
よりによって足を使う仕事を選んだのは、
「ヨシミチは足が悪いから体を使う仕事は出来ん・・・」に
潜在意識として、反発して出した結果に違いありません。

 

でも、あの時、
深夜の軽油スタンドの仕事を選んだことが、
今の私にすべて繋がっています。

 

あの時、仕事として軽油スタンドを選んでいなかったら、
そののち、いくつかのガソリンスタンドで働くこともなかったし、
連れ合いとの縁もなかったでしょうし、
ガソリンスタンドとして独立することもなく、
洗車の仕事も関係なく、
ましてやコーティングケミカルのメーカーになったり、
一つのブランドを持って店舗を造ったりしていなかったでしょう。
まったく別の人生を歩んでいたに違いありません。

 

だから、今の自分を、私は肯定するので、
今に続く、すべての過去を肯定することになります。

 

昔から、その時の瞬間はいつも、
なかなかうまく行きませんが、
その時その時を肯定し、あるべきところへ進んでいるならば、
うまく行っていないと思えるようなことでも、
すべて、うまく行っているということになるのでしょう。

 

だから、なかなかうまく行かない私の足も、
昔から、すべてうまく行っている今の一部であり、最高です。

 

ただ、血マメが痛くて、くそったれ~、ではありますが。

 

 

今日は今年最後のレースで、
富士スピードウェーに向かっています。

 

IPS(インタープロトスポーツ)という化け物のようなレースカーに乗って、
畠中常務が走り、ほとんど可能性が消えかかっているチャンピオンに挑戦します。

 

大晴天。
今日は日本晴れです。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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