谷 好通コラム

2015年10月18日(日曜日)

10.18.治療をしていることと、治すこととは違うのか?

体のどこかが具合悪くて、病院に通う。
その「目的」はその病気が治ることです。
しかし最近ふと思うには、
病院にとって自分はリピーターとしての存在意義であって、
相談すればするだけ病気が増えて行って、
病院に行く回数も、薬の量も増えて
ひょっとして、自分は徐々に優良客に拡大しているのではないかと、
勘繰ってしまうことがあります。

 

思えば二年前、
大仕事の前に体を万全に整えようと
徹底的人間ドックのつもりで入院して、
慣れない入院の間、ずっとソファでパソコンを打ちっぱなしでいたのが悪く、
椎間板ヘルニアを起こしてしまったことに気が付かず、
退院した直後から、起きられないほど腰を痛くなって、
治療が始まりました。
あれから二年間、
治っているのか、治っていないのか解からない状態でズルズルと病院に通い、
かえって今は車いすに乗るようになっているのは、何か変だ。
そういえば、
睡眠科にイビキの相談に行ったら、
一晩がかりの大げさな検査のあげく、ひどい無呼吸症候群であるとして、
毎月、睡眠科に通って治療を受けるよう指示を受けたけど、
与えられた大げさな治療具を使うよりも、
市販のサプリの方がよっぽど効いているような気がして、
その治療具を返却して通うのをやめたいと申し出たら、
先生が残念そうに「やっぱり、だめ?」と意味の分からないことを言った。

 

ひょっとして、病気とは、
病院に通っている間中、病院に通っているから続くものなのだろうか。
へんな疑問がふと湧きました。

 

そういえば、ずっと以前の話ですが、
オフクロが、歯が一本痛くて、
1年以上も近所の歯医者さんに通っていたけど、
ちっとも治らない。ずっと痛くてつらいとボヤいていたことがありました。
そこで、私が信頼している守山区の堀田歯科に、無理やり連れて行ったら、
堀田先生いわく
「あなたが痛いのは、今治療している歯の”隣りの歯”が悪いからだよ。」と、
その隣の歯をパッパッと治療してもらったら、
オフクロは初めて行ったその日に、
1年間苦しんだ痛みが嘘のように無くなりました。
本当に嘘みたいだと、オフクロは大喜びでした。
それで、堀田歯科に行ったのはその一回と、もう一回だけです。

 

しかし今思うと、
オフクロは、1年間も”治療をするため”に、
その近所の歯医者さんに治療をしに行っていたのではなかったのか。
その歯医者さんにとっての目的は、オフクロの歯を治して終わることではなく、
治療を続けるためにそこに通い続けることが目的ではなかったのか。
勘繰り過ぎかもしれませんが、
あれから、会社の社員、役員が何人も、
(それぞれが別々の所に行っていて)
オフクロと同じように事があったので、
堀田先生の所に行かせたら、本当に一回で治ってしまったのです。
あまりにも同じようなケースがあるので、
ひょっとしたら、
通わせて治療を続けることを目的としているようなことが
本当にあるのかもしれない。
そんな変なかんぐりを持ってしまったのです。

 

 

私達は、お客様のお車を、
ものすごくキレイにして、お客様に喜んでいただいいて、
また繰り返しご来店をいただく、リピートを目的に仕事をします。
喜ばれてリピートをいただきます。
やりがいがあって、やってきて良かったと心から思います。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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