谷 好通コラム

2015年10月06日(火曜日)

10.06.土日LABO勤務、平日トレセンの営業所スタッフ

年に一番の繁忙期である12月を控えた9月、10月、11月は、
平均的な売り上げの月であり、
平日は社員二人の営業が日常的であるので、
人員に余裕があることもあって
店舗所属のチーフクラスやシニアスタッフクラスが、
トレセンでの各種KeePer研修会に参加して、
営業インストラクターと同じような活動をしていました。
しかし、これが日常的になってきていて、
キーパーLABO店舗所属の人件費が一方的に上がり、
営業部門所属の人件費は上がらない妙な現象が起きてきていました。

 

キーパーLABOは、このところ新店が連続してオープンしていくので、
先行して人員を入社させているので、
常時、人員がオーバーになりがちであり、
「人が多すぎると店が腐る。」を避けるための調整の意味もあって、
キーパーLABOの管理職たちは、
営業部門への人員派遣をむしろ積極的に行ってきた経緯があります。

 

しかし、これが常態化すると、
経理的にはキーパーLABO所属の人件費が実際以上に計上されて、
逆に、営業部門が実際の人件費より少なく計上されて、
実体以上に収支が上がって見えるような現象が出て困っていました。

 

そこで、実態に沿った数字になるように、
キーパーLABO店舗と研修の両方に関っているスタッフの、
行動パターンを、一定にして、
土日の二日間はチーフとしてキーパーLABOに出勤して、
平日にはトレーニングセンターに出勤し、
休暇も平日に取るパターンの社員を営業所の所属として、
東西のキーパーLABOから十数人の所属変更をしました。
この人達に加えて、トレーニングセンターには、
今までのようにキーパーLABOからの研修応援もプラスして日常的に入ります。
これで一方的にキーパーLABOから研修に行くだけの以前の状態より
はるかに実態に合ったバランスになるはずです。

 

そこで、そんな土日LABO&平日トレセンの、
営業所所属の若いスタッフに聞いてみました。
「LABOと研修のどっちがいい?」

 

すると、若いスタッフが、
「そりゃあLABOですよ。研修ではムチャクチャ緊張するけど、
土日にLABOに行って、車がキレイになって嬉しそうなお客様の顔を見ると、
バンザイしたいくらい嬉しくて、ホッとします。」

 

先輩インストラクターが
「その喜びを、研修に来た方々にも感じていただけるようになったら、
それが、間接的ではあるけど、また大きな喜びになるんだよ。」

 

LABOからやってきた若いスタッフ
「へぇ~~。まだわかんないですね。」と、
若いスタッフは正直です。

 

そりゃあ、直接、お客様のお車をキレイにして、
喜んだ顔を直接見た方が、ダイレクトで楽しいでしょう。
でも、間接的であっても、その喜びを、
自分が技術研修させていただいた方が経験して、喜ばれることも、
じわ~~~~っとしていますが、感慨深いものがあって、いいものです。
一度それを経験すると、それに自分を賭けて生きたくなって、
大きなやりがいに成長していきます。私も経験してきました。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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