谷 好通コラム

2015年05月14日(木曜日)

5.14.私は、ハルトと同じでした。

私は、一年半前に椎間板ヘルニアを患い、
それからずっと腰にコルセットをはめて仕事をしてきました。
でも、やっとこのところ腰からの痛みもなくなってきて、
もうすぐ全快かと喜んでいたのですが、
最近、左足の足首が痛むことが多く、それもかなり痛くて、
“杖”なしでは歩くのがつらくなるまでになっていたのです。

 

それで、一か月ぶりの愛知医大整形外科での診察で、先生に、
「最近、左足の足首が痛くて、あまり歩けなくなっています。」と、
相談をしたら、
「おいおい足首は、腰とは関係ないぞ。ちょっとレントゲンを撮ろう。」と、
足首のレントゲンを撮りました。
その上でもう一度、先生の診察を受け、
先生はレントゲンの写真をじっくりと診ながら、言いました。
「よく見てごらん。ここ、骨が折れているよ。」

 

足首の関節の中に浮いた骨が見え、そこが骨折の部位で、
捻挫かなにかをした時の拍子に骨折をしていたのだそうです。

 

元々私の左足は、幼少の時にポリオを患って、細く短くなっています。
だから小さい時から左足はいつも痛いのが当たり前で、
それは大人になってもずっとそうで、痛いのが普通でした。
そこにヘルニアで腰の左を痛めて、
左足周辺はどこもかしこも痛くて、
いつの間にか、何かの拍子で足首を骨折しても気が付かなかったようです。

 

どうりで、いつもより痛かったわけです。

 

膝で体重を支える装具を造るために、ギプスで型を取りましたが、
しばらくは、杖をついてなるべく歩かないようにしていることになりました。

 

まったく困ったものです。
どうりで、いやに痛かったわけです。

 

広島営業所の青山所長の息子がすごい腕白で、
まったくじっとしていません。
たしか「ハルト(ややこしい字)」です。

 

彼が、二年ほど前、いつものように外で暴れまわっていたのですが、
時々腕に手を添えて痛そうな表情をしながら、でも動くのはやめません。
だから親は、ハルトに特に異常は感じなかったのですが、
三日ぐらいたったら腕がパンパンに腫れてきたのです。
さすがに心配になった親は、ハルトを病院に連れて行きました。
そうしたら、先生に、
「この腕、骨が折れていますよ。」と言われて、
ハルトは腕に頑丈なギプスをはめられて、
それでも動き回るのをやめませんでした。まだ愛知にいる時の話です。
私はそれを見て、聞いて、
「ハルトは、アホなやっちゃなぁ。」と、
大笑いをしました。
が、・・・・

 

ハルトは骨折に気が付かずに遊びまわっていましたが、
私は骨折に気が付かずにアホみたいに仕事をしていました。

 

私は、ハルトと同じです。笑っちゃいます。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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