谷 好通コラム

2015年02月11日(水曜日)

02.11.お客様の喜びを、自分の喜びと出来る人かどうか。

このところ、かねてから力を貸して欲しいと思っていた人が、
立て続けで仲間に入ってきてくれています。
この調子で行くと、
今後、どんな仲間と出会っていくのか、楽しみでしょうがありません。

 

昨年の四月の新卒の入社は20名弱でした。
今年も同じくらいでしょう。
加えて、中途入社の人も同じくらいの人数の人で、しかし退社も数名あって、
1年間で30名強の社員が増えています。
従業員さんが今、約320名ほどなので、
約10%のスタッフが増えました。
離職率が低いので、社員数は確実に増えていますが、
会社の売上はもっと伸びがあるので、もっと採用を進めなければいけません。

 

採用の基準は、
「お客様の喜びを、自分の喜びと出来る人かどうか」で決めます。

 

この会社の仕事は、
お客様が期待していた以上の「キレイさ」を、
プロの技術と、プロのケミカル・道具などで造り出して、
お客様の満足(CS)を実現し、その喜びのお言葉によって、
同時に従業員の満足(ES)も造りだします。
こんなCSとESの同時実現が、
商品品質を高く維持していると同時に、
現場仕事であるのに、低い離職率、高い定着率を実現しています。

 

だから、
採用の基準を、
お客様の喜びを、自然と自分の喜びと出来る人かどうか、で決めているのです。
それを判断するポイントはいくつかあります。
迷うこともありますが、だいたい外しません。

 

この会社の強みは、実はこんなところにあって、
定着率の高さが、技術の習熟度につながって、技術力の高さを造りだし、
それがお客様の満足の高さを造りだして、強い従業員の満足にもつながる。
このポジティブな循環が、
この会社の一番の強みなのかもしれません。

 

その上で、
入社してスタッフになると、
「お客様は、・・・」
「お客様から見ると・・・」
「相手の立場に立って考えると、・・・」とか、
そんなことを年がら年中、言われます。
これはきれいごとではなく、
いい仕事をして、事業を伸ばして行こうと思ったら、
相手の立場に立って考え、行動することが一番早道であるからです。
マーケティングの基本は、消費者の気持ちになりきれるかどうかだそうです。

 

店舗で、CSとESの同時実現を体験すると、
配転で営業になっても、
本気で目先の損得勘定抜きで施工店さんの成功を考えます。
それが相手のためになり、本当の成功を生み出す力になるので、
相手からの信頼を得られることになります。
営業の基本は「売る」ことではなく、本当は相手の「成功」です。
それが店舗でのCSとESの同時実現と同じ効果を造りだします。
だから、まだまだではありますが、
成功に結び付ける力は、
本当に恥ずかしいくらいまだまだではありますが、
少なくとも、ここまでの信頼をいただいてきた理由です。

 

これまでの成長は、
こんな事で出来てきたのかもしれません。
しかしこれからの成長を、
同じ成長率で続けていこうと思うと、
今以上の人数で人を増やしていく必要があります。

 

その為にも、上場にかける期待は大きいものがあります。
上場すると、募集に対する応募の数が一桁上がると聞きました。
「お客様の喜びを、自分の喜びと出来る人」が、いっぱい来ることを期待します。
とても楽しみです。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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