谷 好通コラム

2014年11月19日(水曜日)

11.19.半世代上の人たちが亡くなっていきます。

高校を卒業して大学には入ったものの、
自分がすべきことを見失っていた頃、
新宿のオールナイトの映画館で「網走番外地」を見ました。
内容は憶えていません。
あの映画はストーリーではなく、
高倉健のかっこよさを見せる映画でした。
ベラベラと喋って自己主張する者が多い時代に、
高倉健は、想いを胸に秘めて、
その表情としぐさでその想いを周りに伝える姿はかっこいいと思いました。

 

自分が大人にはなったものの
まだ子供の部分がいっぱい残っていて、
それが恥ずかしくて背伸びして生きていた頃、
もうすっかり大人で、あんなふうになりたいと思わせた人たちが、
次から次へと死んでいきます。
世代が一世代まで違わない、半世代分だけ上の人たちなのでしょうか。
親ほどの距離を感じさせない親近感を持ち得る世代の人たちです。

 

ここのところ、
ものすごく色々なことがあって大変忙しいのですが、
腰の調子がまた悪くなってきて、
今度は痛いのではなく左足が足先から腰まで痺れてきて、
痛いより怖いよと言われて、ちょっとびびっています。
60歳を超えると痛めたところの回復が遅くなってきます。
半世代上の人たちが亡くなった報を聞いて、
自分の思いのまま動ける時間がどんどん減ってきていることを感じ、
どう自分の現役を終わり、
どうその後の自分を役立たせるかを真剣に考えます。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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