谷 好通コラム

2014年10月23日(木曜日)

10.23.豪華とは違う意味の最高のもてなし、たとえばキャンドルディナー

2014年夏のKeePer選手権の全国優勝と3位までの入賞店と、
センター店&LABO部門の優勝店の4店舗から2名ずつ、
その担当のKeePer技研㈱の営業スタッフ4名、
合計12名がKeePer選手権の報奨旅行としてドイツにきています。

 

たまたま開発のスタッフ3名と私が、
一つの製品開発の最終段階のテストでドイツら来ることになっていたので、
どうせならば、と丸一日分、日程を重複させて、
SONAXでの歓迎レセプションと、晩餐を一緒にさせていただきました。

 

今これを書いているのは、
その晩餐が終わって、ノィブルグから一時間かけて走って来た、
ミュンヘン空港の敷地の中のホテルの一室です。
明日の朝の飛行機でヘルシンキ経由で中部空港への帰路につきます。

 

キーパー選手権の旅行のみなさんは、
そのままノィブルグに泊まり、明日からいよいよ本格的な観光です。
すべてSONAX手配の大型バスでの移動です。

 

まずアウディの工場があるインゴルシュタットで、
アウディ記念ミュージアムとたぶん工場の見学。
それからケーハイムまで行って、
ドナウ川をフェリーでさかのぼって古い修道院の見物、
そして古い街道を行き、
この日は古都ニュルンブルグ市内見物と、
ビール工場の見学、ビールの試飲、宿泊。

 

次の日はフランクフルトに行き、
今度はライン川をさかのぼって両側に古いお城を見て、ローレライまで。
夕方から市内見物とショッピング・・・・

 

何ともうらやましいプランです。
私はドイツに十数回は来ていますが、
こんなまとまった観光はしたことがありません。
でも、ドナウ川とライン川のクルージングは別々に経験しましたが、
たとえば、アウディの町インゴルシュタットに行っても、
リースアップの車の為のクリーンアップ工場で、
ドイツ流のクリーンアップ技術を学んだだけで、ミュージアムは見ていません。
だから、うらやましいとは思います。

 

でも、たぶん皆さんのこの旅行の醍醐味は、
観光ルートで観光地を見たことだけではなくて、
昨日の一日のように、地元の人が選んでくれた素敵なレストランでの、
地元の人と同じ料理で、地元の人とのワイワイガヤガヤの晩餐。
つまり観光ツアーでは絶対に味わえない、
ドイツの時間と空間の中に浸った時間だったのではないかと思っています。

 

この日、SONAXのホフマン社長が選んでくれたのは、
ノィブルグの町に近い教会の建物にある古いレストランでの、
「キャンドルディナー」
古い建物の中の広間で、本物のロウソクだけの灯りで、
古くからのドイツ伝統料理をいただきました。
決して豪華なぜいたくな料理ではなく、
ごく普通のドイツの伝統料理ですが、
ドイツにはいっぱいある古い教会?の建物の中で、
ちょっと不気味なきらい暗く古い雰囲気の中、ロウソクの灯りでの晩餐です。
(壁には、小さな角(つの)の付いた本物の鹿の頭骨の飾り物がびっしりです。)

 

ムードは最高です。
豪華でもなく、贅沢でもなく、でもムードたっぷりの、
地元の人たちと一緒ならではの晩餐です。

 

SONAXからはホフマン社長、オットー取締役、輸出部長、ホフマン担当と、
いつものドクターピッチです。
どれくらいの費用が掛かるのか全く分かりませんが、
たぶん日本の一流料亭での宴会とは桁が下に違うと思います。
でも、最高に素敵な晩餐でした。
お金を出せばできる種類の晩餐ではなく、
地元の人が愛したレストランで、最高の人たちと、
最高に心のこもったおもてなしの晩餐でした。

 

でも、みんな大騒ぎです。
自分たちで勝ち取った旅行のみなさんと、
心より大歓迎してくれた地元のSONAXの人たちと、
いっぱいビールとワインとシュナップス(45°)を飲んで、
ムードたっぷりのキャンドルのテーブルで、
みなさん、いつもと同じ調子で大騒ぎの素晴らしい晩餐でした。

 

 

壁に三十個くらい掛けられた鹿の頭骨の飾り物。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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