谷 好通コラム

2014年06月18日(水曜日)

6.18.アイ・タック技研㈱のジンクスとW君のしあわせ

三年ほど前まで、
アイ・タック技研㈱には一つのジンクスがありました。
この会社に入社してから結婚をしたり、
子供を作った人はたくさんいますが、
離婚をした人は、一人もいない。
あるいは、
入社した時点ですでにバツ1だった人はいましたが、
在籍中にバツ1になった人はいないというジンクスです。
この会社が発足してから25年ほど、
この記録は守られ、
私の一つの自慢でもありました。

 

しかし、このジンクスを破った者がいます。
W君です。
3年ほど前のことでした。
どこからか「W君が離婚したらしい。」と、ウワサが聞こえてきたのです。
すぐさま本人に電話をかけて聞いたら、
「はい、離婚をしました。すいません。」と蚊の鳴くような声です。
別に、個人のことなので、
私がどうのこうのということではありません。
それで本人たちが良いのならば、むしろ結構なことです。
しかし、
驚いたのは、そこから堰を切ったかのように、
短期間に離婚が何組も出たことです。
W君が離婚するのを待っていたかのように、
次から次へと「離婚をします。とか「別れました。」と報告が来ました。
この会社の「離婚がない」ジンクスは木っ端微塵になったのです。
W君のせいとは思いませんが、なんだったんでしょうか、あれは。

 

しかしその中で、
あるLABOのある店長が、同じ時期に離婚したのですが、
離婚したとたんに、
その店長の店舗の実績が急激に上がり始め、
その店長は2013年正月の優秀社員賞を取りました。
よっぽどの何かがあったのでしょうか、
離婚して心置きなく仕事のことに集中できてのだそうです。
この場合「離婚して良かった。」のかもしれません。
ところが、
少し月日が経ったら、
今度は別れた前の奥さんと復縁をすると言ってきたのです。
せっかく実績が上がって安定していたのに、
思わず「やめたほうがいいんじゃない。」と言ってしまったのですが、
まさか、復縁を邪魔するわけにも行かず、
店長はめでたく?復縁で再婚をしました。
これで実績がまた落ちてくるのかなと思ったのですが、
大丈夫でした。
立派に高水準を維持しています。
夫婦の仲とは本当に解からないもので、不思議です。
いずれにしても、良かった良かったということです。

 

 

前述のアイ・タック技研㈱のジンクスを木っ端微塵にしたW君ですが、
本人曰く
「真面目なお付き合い」の末、
めでたく再婚の入籍をしたそうです。
本人曰く
「一生を一緒に暮らしたいと真剣に思って入籍しました。」だそうです。
W君は最高にしあわせそうです。

 

三年前に離婚した時は、
残念ながら、W君に続く形で離婚する者が続出しましたが、
今度は、
結婚する者が続出するのでしょうか。楽しみです。

 

W君、おめでとう。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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