谷 好通コラム

2020年02月09日(日曜日)

2.08.自分たちの持つ強みを見失うなかれ

今日は全国の営業所の所長たちが一堂に会しての所長会議。
その会議の中で一つ気が付いたことがあった。

 

年末前に新商品として出した製品の出荷量が、
営業所によって、ひどくバラつきがあったので、
それぞれの部署に、
その状況がどうしてなのかを聞くと、
出ていない部署の所長は、その新製品が出なかった訳を、
気候が悪かったとか、相手先の店長が会社の上司の許可を得られなかったとか、
それらしい”理由”を並べるが、
出た部署の所長に聞くと、
店の人にもそのお客様にもすごく評判が良かったので、たくさん出た。と言う。

 

やらない人は、やらなかった理由を何かのせいか、誰かのせいにするし、
やった人は、やれた理由を相手とお客様が喜んでくれたからと言う。
これはいつものことだが、
話を聞いていて、
ある事に気が付いた。

 

私たちの会社の営業職の人間は、
ちょくちょく近くの直営LABO店舗に入店する。
入店して店舗の技術スタッフとして、ともに作業を行い、接客もする。
その機会が、実はこの会社の営業職の人間の最大の強みなのです。
それは、
現場に出て直接お客様のお車を施工し、
お客様に接することで、
KeePerコーティングをはじめとするKeePerのサービス商品が、
お客様のお車をどんなにきれいにして、
お客様がそれをどんなに喜んでくれるのかを”直に”体験できる機会であり、
その体験を、営業として、施工店さんに直接伝えることが出来るのが、
この会社の営業の最大の強みなのです。

 

その感動を、熱を持って相手に伝えることで、
私たちの営業職の目的である
施工店さんのビジネスとしての成功に、直接的に結びつき、
それが成功報酬として営業職の仕事を全うする事につながるのです。

 

ところが、ちょくちょくある営業職のLABOへの入店が、
それが例えば年末であったり、連休であったりしていると、
いつの間にか、ただの《応援》になっていて、
そこでの作業はただの労苦になっていて、
お客様の喜びに接する機会でも何でも無くなっているのかもしれない。
そう気が付いたのです。

 

だからせっかくの、KeePerの会社ならではの強みのはずが、
ただ単なるやらされ仕事の労苦でしかなくなっていて、
強みのはずが、まったく強みでもなくなって、
その意味が無くなっているのかもしれません。

 

どんなことでも長く続くと、
最初はそれがどんなに鮮やかでもやがて色褪せてくるように、
その意味を持ったことでも、褪せてくるのかもしれません。

 

初心に帰るべきなのでしょう。
そんなことに気が付きました。
そして、どうすべきかもだいたい見当がつきました。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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