谷 好通コラム

2014年04月05日(土曜日)

4.05.「日本に新しい洗車文化」は、どこまで実現できているか。

昨日とおととい、
腰のコルセットを二日間外して生活をしてみました。
とても楽で快適でしたが、
なんとなく、何週間か前の腰に違和感を持った状態に戻った気がして、
今日はまたコルセットを巻いて、東京に向かう新幹線に乗っています。
何ヶ月か前
痛みがピークで何も出来ない日が続いた頃、考えたことがあります。
私達の会社が掲げているスローガン
「日本に新しい洗車文化を」が、どこまで実現できているのだろうということ。

 

まず「新しい洗車文化」とは。

 

いわゆる”洗車”とは、
車に着いた泥やホコリを洗い落とすことです。
ですから、いわゆる洗車とは、
泥もホコリも着いていない、いわばゼロの状態に車のキレイを戻す作業であり、
付加価値の上限が、ゼロに戻るところまでに限定されています。
だから大きな付加価値を得ることは出来ず、
付加価値の低い仕事、我慢してやる「労務」の一つと言える面がありました。
単なる洗車では商品としての付加価値が低いので、
これに従事する人は、その労働の対価は残念ながら低いものとなりがちでした。
しかも、洗車をサービスとして提供しても、
お客様が自分でやろうと思えば出来るレベルのキレイさなので、
それほど喜んでくれるわけではありません。

 

しかし、洗車に加えて、
洗っただけよりもはるかにキレイになり、
ユーザーが自分でワックスがけなどをしたキレイさとは
比べものにならないくらいキレイで、
車が若返るようなキレイさが、実現出来たら、
お客様の満足と感動は大きなものになります。
このようなゼロから上の付加価値に高さの限度はありません。
無限の可能性があります。
それがキーパーコーティングです。

 

その大きな可能性を実現すれば、
お客様は驚き、大きな満足となって、つまり、すごく喜び、
それに対する対価もその労働量に比して大きなものになり、
ビジネスとしての効率も十分に採算が取れるレベルになります。
例えばキーパーコーティングと洗車を専門に販売しているキーパーLABOでは、
人時生産性が30店舗平均で約6,000円/人時を実現しています。
これが働く人たちの所得の元となり、
一定のレベルを得ること出来るようになります。

 

加えて、
キーパーコーティングを施工後、お客様にお車をお渡しする時、
ものすごくキレイになった自分の車を見て、
ニコニコしながら「ありがとう」「すごい」の言葉をいただくことが多いのが、
キーパーコーティングの特長です。
この「ありがとう」の言葉が、施工スタッフの喜びであり、
やり甲斐の元になります。
キーパーLABOにおける離職率が、現業職としては異例に低く、
高い定着率を実現います。

 

お客様の大きな喜びと満足。(CS)
働く人の豊かさと遣り甲斐。(ES)
このCSとESの両立が車をキレイにする業界に出来上がること。
これが、まだまだ未完成であり、発展中ではありますが、
目指している「新しい洗車文化」と言えるのではないでしょうか。

 

ポイントはお客様の期待を上回るキレイさを造り出す「材料」と「技術」です。
特にユーザーには出来ないキレイさを造り出すプロの技術が大きなポイントです。

 

 

まず「材料」は、
長年培ってきたアイ・タック技研㈱の開発力と、
ドイツSONAXの開発力とのコラボレーションが、
何件もの特許登録を得ながら、
商品力の高い独特のケミカルを完成させています。

 

それにも増して需要なのは「技術」です。
普通のケミカルメーカーは「商品取扱説明書」程度で済ましているものですが、
アイ・タック技研㈱のキーパーは、
徹底して高いレベルの技術の普及を行っています。
どんなに優れた材料(ケミカル)があっても、
それをお客様のお車に正しく施工しなければ、
高い付加価値を持ったプロのキレイさを作り出すことは出来ません。

 

アイ・タック技研㈱は全国に12箇所の技術トレーニングセンターを擁し、
約70名の経験豊かな技術インストラクターが、
年間延べ2万人もの人たちに技術研修を行っています。
また、技術一級と二級に分けて
アイ・タック技研㈱認定の資格として技術レベルの維持を図っています。

 

その結果、全国で述べ約2万5千人の一級技術資格者と、
その一級技術資格者が在籍する事などを条件とした
技術認定店「キーパープロショップ」が、
2014年4月現在、全国に3,680箇所登録されています。
専門店であるキーパーLABOは、直営30箇所、FC10箇所あります。
これらの所で高い品質のキーパーコーティングが
ここ数年毎年130%台の増加率を見せています。

 

「新しい洗車文化」は、とりあえず、
技術の徹底によって、この規模にまでは成長し、実現できています。

 

今後、これがどこまで広がっていくのか。楽しみです。

 

 

東京で仕事のあと、羽田空港から初の岡山空港に飛びました。
初めて名古屋の上空から名古屋港を見ました。。
ウソのようですが、本当です。
今まで名古屋上空を飛ぶといつも曇っていたのです。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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