谷 好通コラム

2020年01月24日(金曜日)

1.24.新型ウィルスによる肺炎のニュースは、本当に怖い。

3年前だと思いますが、私は肺炎になって入院し、
酸素吸入を受けてそのマスクを外すと息が苦しくて、
また、慌てて酸素マスクを引き寄せ、着けて
「アー、死ぬ時ってこうなんだ。」と、しみじみ思ったことがありました。

 

そして、何かの本に、
「人類が滅亡する時はインフルエンザのウィルスが突然変異して
あらゆる抗生物質に対して耐性を持った時だ。その日は遠くない。」とあった。

 

新型ウィルスが突然変異で
強烈な毒性を持ち、
罹患したら最後、致死率100%で
空気感染で、人から人への感染力が絶望的に強く、
地球上のあらゆる物質に対して耐性を持ったウィルス。
そんなウィルスが突然変異で生まれる可能性は、
時間が無限である限り、100%であるが、
人間が抗生物質を次から次へと作っていくので、
ウィルスはそれに対して耐性を持てばいいだけなので、
無限の時間を待たなくても、確実に生まれるのだろう。
そんな風に本に書いてあった。

 

そんな想像をしていると、
3年前の肺炎に罹った時に、ぞっとしたことを思い出す。

 

中国武漢での新型ウィルスによる肺炎は、
突然変異をしながら広がっていくので本当に怖い。
しかし、
中国共産党は、武漢からの交通機関をすべて停めて、
人口1100万人の巨大都市武漢を封鎖状態にしてまで、
何とか鎮静化しようとしている。
恐ろしい国だ。
日本で、同規模の東京を同じように交通閉鎖したら、どうなるだろう。
というより、閉じ込められたら、人々は大パニックになるのではないか。

 

中国の人々は、政府権力の強大さと非情さをよく知っているので、
誰も暴動を起こそうとはしない。
こんな時に暴動を起こしたら確実に撃ち殺される。
しかし、そうまでして新型ウィルスを鎮静化しようとしている中国政府に、
人々は「政府の言うとおりにしていれば助かる。」と
むしろ信頼の言葉を発していた。
本当に不思議な国だ。

 

いずれにしても、
1100万人の巨大都市を閉じ込めてまで、
新型ウィルスを鎮圧しようとするのは、それなりの理由があるからだろう。
異常なまでの密集生活を始めた人類の宿命を感じる。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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