谷 好通コラム

2020年01月20日(月曜日)

1.20.今日1月20日は「大寒」。

今日は、一年の中で一番寒い日とされた「大寒」の日だそうだ。
ところが、今年はまだ一度も0℃を下回っていない。
薄氷も張っていないのだ。
この暖冬が1月21日以降も続けば、
観測史上始まって以来の記録であり、
つまり何万年か前の前回の間氷期以来の、
文明を持った人類が初めて経験する記録的な暖冬だということになるのか。
それがどういう意味を持つのかは、私は詳しくないが、
恐ろしいことが起き始めている事は間違いなさそうだ。

 

氷河期と氷河期の間の「間氷期」とはレベルとその速さがまるで違う
今の急激な地球温暖化が、広範な種の絶滅を招くことは
研究者でなくとも容易に想像が着く。
あと三十年は生きることは無い私達のような年取った人間が生きている間は、
2050年ぐらいまで文明が持てばいいので、
温暖化の影響は、まだ、それほど絶望的ではないので、
テレビの中で地球温暖化の問題を取り上げている番組でも、
その温度変化のグラフの最終地点を大抵2050年ぐらいにしている。
それでも大変だ大変だと言っている。

 

しかし、まだ十年とか二十年しか人生を生きていない若者たちは
この先70年とか80年生きて行くのだから、大変だ。
彼らの最終地点はなんと”2100年”で、
その次の次の世代、つまり私達の玄孫以降の世代では、
2150年が最終地点になるはずだが、
そこまでを予測しているグラフなど見たことも無い。
たぶん絶望的な数字を表すグラフになるのではないだろうか。

 

そんなことを考えていたが、
大寒を迎えた今日、今年はまだバケツの薄氷が一時もない事を聞いて、
私でも、頑張ってあと十年を生きようとしているのだから、
今の時点で、現実に水が凍らない冬を経験しているのだから、
あとたった十年の間にも、
絶望的に巨大かつ強烈な台風に襲われたり
種の絶滅を伴うような環境の変化があるのかもしれない。
ひょっとしたらその可能性があるのかもしれない。
そんな予感がしてならない。

 

最高気温が十度以上もある気持ちの悪い大寒に、
中国で新型ウィルスによって死者が出ているニュースと共に見て、
環境の破壊で全滅の危機に瀕している動物たちを心配する間に、
人類こそが意外と速く種の絶滅の危機に襲われるのかもしれない。

 

私の首の付け根にあった脂肪の塊はもう何十年にもなるが、
何の具合か化膿して、おとといの土曜日の朝、切開して膿を出したのだが、
切開後に先生が容赦なく腫れを押したのが、無茶苦茶痛くて、
半べそをかき、
今日のノーネクタイの言い訳を説明する情けなさから、
細菌の恐ろしさを改めて思い知った上に、
氷らない大寒のニュースを見るにつけて、
恐怖の妄想に襲われた本日のしょうもない私でした。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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