谷 好通コラム

2013年09月10日(火曜日)

9.10.犠牲皮膜という考え方 その⑤ 新車以上のツヤを

塗装のツヤとか、色の深みというものは、
その表面の平らさ(平滑)の度合いで決まります。
表面が平らであればあるほどツヤが出て、塗装の色に深みが出ます。
凸凹があればあるほどツヤはなく、白っぽくなって深い色も出ません。

 

WAXは流動性があるので、
溶けて、セルフレベリング効果で表面が平らになり、
ツヤが出て、色に深みが出ます。(以降、単にツヤが出ると表現)
しかし逆に、流動性があるので、ほとんど長持ちしません。

 

ポリマーコーティングは、流動性がないので、
かなり長持ちしますが、同時に
セルフレベリング効果もないので、
コーティング自体のツヤは出ません。
だから、ポリッシャーとコンパウンドによる研磨で、
塗装の凸凹を削って表面を平らにしてツヤを出し、
その上にポリマーコーティングを掛けて全体としてツヤを出します。
ものすごく手間がかかるので、無理に5年保証をつけていました。
有機であるポリマーが5年も持続する訳がありません。

 

ピュアポリマーはポリマーコーティングですが、
ポリッシャーによる研磨をしません。
「水」を使い、水の滑性を利用してポリマーらしからぬツヤを出します。
そして塗装の身代わりとなって汚れ、傷み、
3ヶ月から6ヶ月間隔くらいで繰返して施工し、被膜を入れ替えていきます。
その時に塗装には直接触らないので、塗装を傷めないだけでなく、
繰り返し施工の中で、塗装の凸凹が埋まって行って、
表面が平らになっていく効果を持っています。
特許/塗装面改善方向性(PT.・・・・)
ピュアキーパーは塗装の身代わり、
つまりギセイ被膜となって汚れ、傷み、
比較的短期間で簡単に入れ替えられ、
徐々に塗装面を平らに改善していきます。
ピュアキーパーは新車に限りなく近づくコーティングと言えます。

 

一方、
ダイヤモンドキーパーと、クリスタルキーパーは
無機のSiO2を軸とした分子構造を持つアルコキシオリゴマーの
ガラス被膜を第一被膜とし、
無機と有機の両方の性格を持つ特殊なレジン層を第二被膜としています。

 

第一被膜のガラス被膜は、無機ゆえに
紫外線などに対しての強い防護能力を持ち、
高い持続力を持っています。
このアルコキシオリゴマーは分子量が低く、つまり細かいので、
ポリシラザンなどの巨大分子量の被膜よりも、
はるかに表面が平らでツヤがあります。
砂利道の表面とアスファルト道の表面の違いと言ったらいいでしょうか。

 

その上に別の性格を持つ有機のレジン被膜を乗せると、
屈折率の違う層の二重構造となって、非常に深いツヤが出ます。
通常、車の新車以上のツヤは、
細密な研磨でもしなければ出せないものですが、
ダイヤモンドキーパーとクリスタルキーパーは、研磨無しで、
十分に新車以上のツヤを出すことが出来る極めて稀なコーティングです。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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