谷 好通コラム

2013年06月15日(土曜日)

6.15.ゆっくりやろう。そうだ、25分でやろう。

私が中学校1年生になった時、
初めて英語を習った。
私にとって最初の英語は「I have a pen.」でした。

 

英語をノートに書く時、
私はさっさっさっと早く書きました。
アメリカの映画に出てくる俳優のように
紙の上に流れるようにペンを走らせ、早く書いたのです。
字はグシャグシャです。
しかし隣の席の女の子は、
ローマ字を一字一字ゆっくりと、丁寧に、書いていました。
私はそれをかっこ悪いと思った。

 

英語はシュルシュルと流れるように早く書くからカッコいいのであって、
ゆっくり、ゆっくりと丁寧に書くものではないと思い込んでいたのです。
シュルシュルシュルと、さっさっさっである。

 

そんな私は、
いつまで経っても字が汚かった。
下手くそな字から、ちっともきれいな字に上達しなかった。
相変わらず、シュルシュルシュル、さっさっさっで、
グチャグチャであったのです。

 

いつの間にか隣の女の子は、(かわいい子であった・)
とてもきれいな字で、しかもずいぶん早く書けるようになって、
相変わらずぐちゃぐちゃの私よりも、
むしろ、ずっと早く書けるようになっていた。

 

私はかっこつけて
シュルシュルシュル、さっさっさっで、
グチャグチャのままであったのです。

 

 

これはコーティングや洗車の技術のことによく似ています。
まだ、ちゃんと技術を身に付けていないうちから、
「早く仕事をしなくては・・」と
「”急いで”作業」して、
「雑な仕事」をしていると、
いつまで経ってもまったく上手くならず、下手くそのままです。

 

技術とは、
作業を毎回キチンとやってこそ、
キチンと技術が身に付いてくるのであって、
技術が身に付き、上手くなってくると、
自然に早い作業になるのです。
「上手くなる事こそ、早くなる唯一の方法」と言えます。

 

技術がまだ身に付いていない時、
まだ上手くない時、つまり下手な時、
“急ぐこと”によって作業を早くなろうとしても、
早くなるどころか、
まったく上手くならないので、
「作業が汚くて、しかも遅い。」
こんな最悪の状態から、いつまでたっても抜け出せないのです。
すべては「急ぐ」ことから始まるアリ地獄のようなものです。

 

 

今日は尾張のLABOを回ってきました。
三軒目に行った鳴海店で、
太田君が、村藤店長に洗車の練習を見てもらっていました。

 

太田君はものすごく真面目で一生懸命な子です。
練習を見ていると、
本当に一生懸命に、しかも”急いで”作業をしています。
「急がなくていいから、キチンと作業しなきゃ。ゆっくりでいいよ。」
と、声をかけたのですが、
太田君はとにかく一生懸命に急ごうとしてしまいます。真面目すぎるのです。

 

「この作業は基準が18分だから、
わざと遅くやろう。そうだわざとゆっくり25分を目標に、遅くなる目標でやろう。」
そう言ったら、村藤店長が、
「本当に、今、その通り25分でやろうと言ったところなんですよ。」と笑って言った。

 

奇しくも、私と村藤店長はまったく同じことを太田君に言ったようです、
しかし、その二人の言葉をものともせず、
超真面目な太田君は、それでも、一生懸命です。

 

本当にいい奴だなぁと思いました。

 

 

鳴海店のみんな。
一番右が超真面目な太田君。村藤店長。今月いっぱいで卒業の白石君。
左端がみんなが大好きな頑張り屋さんの長谷川さん。

 

 

ちょうど鳴海店から帰るその時、遅番で出勤してきた小川チーフ。

 

 

この日の1軒目、大府店。
来週1級検定を受ける新人の塩崎君。あと数ヶ月でお父さんになる木林君。
そして永遠のギタリスト藤坂店長。

 

 

今の共和テクニカル店は最強です。
板金塗装のプロ達、三浦君。高田君。藤井店長。杉浦副店長。

 

 

大須店は、業販に二人が出ていました。
山田チーフ。栗木店長。

 

 

大須店の新しい看板のデザイン画。すごくシックなイメージに変身します。

 

 

中川店はまだ凸凹はありますが、とりあえず、すごく好調です
竹内チーフ。和田君? 鈴木課長、北村君、林君。。。

 

 

林君は、昨日「お父さん」になりました。
何か別の人に見えませんか。

 

 

甚目寺店では、隣の「吉野家」で昼ごはんです。

 

左端の小杉店長は牛丼特盛と豚丼並盛りでした。
手塚君と、浅野チーフと、福本君のみんなはテイクアウトの牛丼並盛でした。
濃すぎ店長は食います。

 

 

浅野チーフが入社約1年の福本君に教える。

 

 

今日の最後は一宮店。
坂野店長。土肥チーフ。今日はゴメンな。

 

 

何日か前のことですが、
アルバイトとして働いてくれていた東京の後藤君が、社員になりました。
足立店の佐藤玲の友達です。だからではありませんが、
身体能力バツグンだそうです。見た目がイイだけではありません。

 

 

同じく、板橋店がオープンと同時に
アルバイトさんで働いてくれていた松本さんが社員になってくれました。
キツイ指導力抜群です。
彼女に育てられた男どもが何人いるでしょう。入社大歓迎です。

 

 

たくさんのことが新しくなっていきます。

 

足立店の看板が、もうすぐ新しくなります。たぶんこんな看板になります。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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