谷 好通コラム

2013年05月19日(日曜日)

5.19.いつも自分にとっていい場所、得な場所を取る人

私は、会社での駐車場は、
本社事務所のまん前のアスファルト部分に車を止めます。

 

本社事務所の前の駐車場は、
主に研修に来られた方々のために使われますが、
その他に、全部で60台分くらいの駐車場を借りています。
出荷事務所のパートの皆さんや本社の事務員さんにも
すべて自動車通勤を認めているので、
営業車なども含めて、すごくたくさんの駐車場が用意してありますが、
借りている駐車場はすべて砂利が敷いてある駐車場です。
私は自分の足の都合で、
下が砂利だと足元が非常に不安定になってしまうので、
私は、アスファルトの本社の建物のまん前の駐車場に止めます。

 

その上で、
駐車場は広いので、車を止める場所によって、
事務所までの距離がずいぶん変わりますが、
何処へ止めていくかで、
その人の性格というか価値観の一部を垣間見たような気がしたのです。

 

朝、続々と社員さんが出社してくる時
何かのきっかけで駐車所が見える場所にいて、
何気なく見ていたら、
人によって、
まだ空いているから、事務所に近い場所に止めていく人。
逆に、駐車場の奥から順番に止めていく人。
はっきり分かれているのですね。見ていて笑えてきました。

 

一言で言えば、
まず自分にとっていい場所、得な場所、
つまり事務所に近く、自分が歩く距離が短く済む場所に止めていく人。
逆に、
先に来たのだから、
当たり前のように、奥から順番に詰めて止めていく人。
自分が歩く距離が短いか長くなるかは気にしていないようです。

 

それだけのことでその人の人格までを、
とやかく言ってはいけないのは十分に承知の上です。

 

人はその人の性格と価値観によって、
まず自分の損得を優先させる人と、
自然に他のみんなのことを考えることができる人がいますが、
駐車場への車の止め方を見ていると、
事情を勘定に入れた上で、
なるほどなぁ、と思って可笑しくなってしまったのです。

 

事情があるわけでもないのに
まず自分の損得だけを考えて、
自分にとっての良い場所、得な場所を取ろうとする人は、
常に自分の損得を優先させるので、
付き合っていても、たいした損はないのですが、
チビチビと自分の得を取るので、不要に不愉快にはなることはあります。
たとえば、
みんなの共有の場所である駐車場と同じように、
たとえば高速道路の車線のように、
ブログ掲載の場所取りのように、
自分だけにとって良い場所を取ろうとする行為は結果的に損をします。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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