今日は青森です。
第11回キーパープロショップ研修会の本当の最後の締めくくりで、
青森県弘前市、㈱弘善商会さん8店舗のための特設研修会を行いました。
全開催30回の研修会に、
約3,000名の皆様にご出席をいただいた
第11回のキーパープロショップ研修会のオオトリ、31回目の特設です。

 

今回の研修会シリーズでは、
㈱弘善商会から学ばせていただいた二つのポイントが軸になっています。

 

一つは「会話」。
㈱弘善商会の皆さんは「お客様との会話」をすごく大切にします。
会話がなければ店はもちろん、
ビジネスが何も成り立たないとまでおっしゃいます。
会話とは、聞く、話す、聴く、伝える、

 

普通、店舗での販売では、セールストークとして、
こちらからお客様に、何を、どのように話をさせていただき、
商品の購買につなげるかというテクニックはよくあります。
でもそれでは、こちらから話すばかりで、
会話になっていません。

 

私達の洗車･コーティングのビジネスは、
お客様の気持ちを大切にし、何をどのように欲しいのか、
お客様の顕在的、潜在的なご要望をお聞きする事から始まります。
だから、お客様との会話は、
まず「聞く」事から始まります。
三年前に㈱弘善商会さんの土手町SSに
ビデオの取材をさせていただいた時、
店舗の所長が「会話が大事です。」「まず、会話です。」と、
会話をすごく強調されていた時から、
ずっと気になっていたのです。

 

あれから何度か、全国表彰などで㈱弘善商会さんにお邪魔をしてうちに
あの「会話」を大切にする意味がだんだん解ってきて、
我々が今、すべきことは「まず聞くことだ。」と気がつきました。
それをキーパーラボで実践して、
なるほどと思わせる実績を残せたので、
その「聞く」を、今回の研修の一つ大きな要素「接客力」のテーマにしました。
研修会後の自由参加セミナー「積極的傾聴力」もそうです。

 

すべては、㈱弘善商会さんの「まず、会話です。」が始まりだったのです。

 

二つ目が、
「洗車と、コーティングは、まったく別の商品」ということ。
㈱弘善商会さんの弘前市は青森の豪雪地帯です。
何メートルという単位で雪が積もります。

 

洗車もコーティングも雨や雪が降ったら、お客様が来ない、売れない。
それが我々も含めてみんなの認識です。
ところが㈱弘善商会さんは、
12月のキーパー選手権で、雪が降っている中、
当たり前のようにクリスタルキーパーを百台以上も施工して、
雪の中、なんと全国ランキングにまで入ってくるのです。
㈱弘善商会さんのスタッフの方は、
お客様にこうおっしゃいます。
「雪が降り始めましたので、
そろそろコーティングしてお車を守りましょう。」

 

これは論理的に言って、大正解です。
コーティングはお客様のお車をピカピカにするだけでなく、
お車を外的な攻撃から守る大切な役割を持っています。
だから「雪が降って車に厳しい季節になったからコーティングしましょう。」
これは、コーティング本来のご案内の言葉とも言えます。

 

しかし、コーティングは洗車と同じように車をきれいにする商品なので、
なかなかそこに気が付きませんでした。
いえ、気が付いてはいても、
なかなかそれを実際の行動に移すことができませんでした。

 

しかし、実際にそうお客様に言ってみると、
全然違和感なく聞いていただけます。
「雪が降り始めましたから、コーティングをしておきましょう。」
は、お客様にとっても自然なことだったのです。
しかし逆に、
「雪が降り始めますから、洗車をしましょう。」と言ったら、
これは、まるで変です。
このことからも、洗車と、コーティングが
まったく別の性格を持った商品であることが分かります。

 

㈱弘善商会さんは、
それを見事に実践され、実証していたのです。

 

今回の第11回キーパープロショップ研修会、
二つの大きな軸を㈱弘善商会さんから学ばせていただきました。
だから、敬意を表して、
研修会のオオトリの31開催目、
特設研修会として開かせていただきました。

 

今日の弘前開催は、
わずか12人の方々が対象でしたが、
昨日の200名以上の札幌会場に負けず劣らず、たいへん気合が入り、
感慨深い研修会となりました。
目の前に、私が今、話していることを
学ばせていただいた方々がいらっしゃって、
話している途中で、胸が詰まって、少し涙が出そうになりました。
少なくともこの話について、故郷で話しているような気がしたのです。

 

たくさんの人から、
いつも多くを学ばせていただき、
それをもっと数多くの方にご紹介させていただいて、
もちろん、そのノウハウを紹介する事にクレームをもらうようなこともなく、
そのノウハウがたくさんの方に役立つことを、むしろ喜んでいただき、
たくさんの仲間達の成功を、
お互いに喜び合えるキーパープロショップの関係を、
私は大好きです。

 

 

昨日の雪が深い札幌。

 

 

今朝、千歳→青森のジェット機は、
久しぶりのボンバルディアCRJ-200でした。
50人乗りの小さいジェット機です。
私は一昨日、FDAのエンブラエルを、
日本で一番小さなジェット旅客機と書きましたが、
それは大きな間違いでした。
FDAのエンブラエルERJ170は、76人乗りでした。
日本最小のジェット旅客機はこのボンバルディアCRJ-200です。

 

 

千歳から青森まで飛行時間35分。
津軽海峡をひとっ飛びです。

 

 

今日、青森空港から名古屋県営小牧空港まで飛んだのは、
たまたま、
そのFDAのエンブラエルERJ170。
青森空港で、雪落しの不凍液シャワーをかけられる。