谷 好通コラム

2012年08月25日(土曜日)

残酷なシーンのような気がしてテレビを切ります

今日は朝一番の仕事をちょっとやってから、
広島に夕方行く予定までの長い時間、休暇で、少しテレビを見ました。

 

 

私は個人的にAKB48とかAKT??? とかHK?? とかなんとか、
要するに子供のような女の子か何十人と群れになり
超ミニスカートのコスチュームで踊り歌うグループが好きではありません。

 

彼女たちが精一杯の笑顔で、
一生懸命踊り歌っている姿をテレビなどで見ると、悲しくなってきます。
聞けば、彼女たちは13歳とか14歳の児童までいっぱい混じっていて、
まだほとんど何も判別も出来ない中学2,3年生の児童たちが、
集団で太ももあらわに、短パンのようなパンツをチラチラさせて、
男の目線にさらしているのは、
残酷な光景と思えてしまうのです。

 

女子は13歳、14歳くらいになると、
体は十分に発育して女性としての体つきになります。
動物的には立派に繁殖能力を持ちました。
動物としての男は、自らの種を先行して植えつけたいと思う本能から、
特に繁殖能力を備えたばかりの若い女性を、
動物として性的な最高の魅力に感じる構造になっています。
人間という動物の種の繁栄部分の本能として構造的にそうなっています。
私にもそれが備わっていて、
60歳になっても若い女性に性的な魅力をはっきりと感じます。

 

商品としては最高でしょう。
ほとんどの男性が、根源的な本能的な魅力を感じ、
女性すらそれをうらやましい存在として魅力を感じる、
たぶんほとんどの人が魅力と感じる対象は商品として申し分ありません。
だから、世の中の大人が、
寄ってたかって商品として売り出し、ビジネスにし、
たくさんの利益を得ようとします。

 

しかし、13歳、14歳の子供は精神的にはまだ、ほとんど未熟です。
親と学校の中で身に付けた幼い価値観に加えて、
これからの生活の体験の中で自分自身の価値観を育てていくスタート地点です。

 

商品として売り出されている事実の意味を理解する事は出来ません。
それでも、セクシーな格好で、時には露出過剰な水着で、
歌い、踊る自分を、みんなから喜んでもらえる仕事として、
やりがいを感じ、
けなげに笑顔をつくって本当に一生懸命に演じています。

 

給料はほとんどないと聞きました。
それに、売れるうちに売れるだけ売ってしまおうと、
とても過酷なスケジュールで使われるのだそうです。

 

児童法的にどうなのか、労働基本法的にどうなのか、
疑問を感じますが、
少なくとも彼女たち自身は、ひょっとしたらその親も、
自ら喜んでやっているので、そんな問題を起こすことはないのでしょう。

 

一番嫌いなのは総選挙と名づけられた金儲け企画です。
若い男の子が、CDを買ったり、グッズを買ったりして「票」を買い、
自分が買った票数分だけ、
自分が好きなメンバーに投票するあの仕組みは、
金儲けの魂胆が露骨過ぎます。
それに乗って無駄なお金を使う若い子や、
自分に投票するためにお金を使ってくれることをありがたいとし
幸せと言う彼女たちは、
狡猾な大人にしゃぶられる哀れな存在に見えます。

 

 

彼女たちに残るのは何なのでしょうか。
いい思い出でしょうか。
あるいは、大人の欲にまみれた異常な非日常的体験が
ゆがんだ価値観として変に残ってしまわないでしょうか。
自己防衛の観念も、
手段も持たない幼い彼女たちに、
どんな体験が降りかかり、何が残るのでしょうか。

 

それを思うと、とても残酷なシーンを見せられているような気がして、
彼女たちが出ているテレビの番組は、
見るに耐えられず、つい、テレビを切ります。

 

これは、私の勝手な見方であり、感じ方でしょう。
それが彼女たちが望むものであり、最善ならば、
私などがジジ臭く、解ったようなことを言うものではないのかもしれません。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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