谷 好通コラム

2012年06月28日(木曜日)

技術者が一人か複数では、かなりの差がありそうです

5月にキーパープロショップさんの全店、
2250軒を対象にしたアンケートをとりました。
そこで、技術認定者が二人以上いる店舗の方が、
一人だけの店舗より実績がかなり上がっているようだということが判りました。

 

キーパープロショップという制度は、
技術研修を受けていただいてクリスタルキーパーのみならず、
ダイヤモンドキーパーまで高品質で施工できるコーティング技術1級検定に
合格したスタッフが一人以上在籍していて、
確かな品質のクリスタルキーパー、
ダイヤモンドキーパーを提供できる店として登録しているものです。

 

ですから技術一級認定者が独りいれば登録できるのですが、
実際は一級認定者が二人以上いたり、
店舗の全員が二級以上の認定者であったり
クリスタルキーパーの研修を受けていたりでさまざまです。

 

それで今回のアンケートを分析する中で、
実際に何台くらい施工しているかと、
技術認定者が何人いるかを相関させてみると、
技術認定者が一人だけの店舗と複数人数いる店舗では、
かなりの実績差があったのです。

 

一つには、複数の技術者がいると施工する手数が多いので
絶対的な作業量が確保できることもあるでしょう。

 

しかしそれ以前の問題として、
単数の技術者がいる店舗(以降、単数者店舗と呼びます)に比べて、
複数人数の技術者が在籍する店舗(以降、複数者店舗)では、
技術レベルが高いところに維持されているのではないかと想像しました。

 

単数者店舗と、複数者店舗を相関的に比べてみると、
お客様の満足度と、お客様がリピートする実感、施工数の増加実感において、
複数者店舗の方がやはり上なのです。
満足度、リピート率=施工台数の増加率とは、
コーティングというサービス商品においては、
商品の品質、すなわち施工技術のバロメーターと言える項目です。
とすると、単数者店舗よりも複数者店舗の方が、
技術レベルが高い傾向があると言えることになります。

 

技術をしっかりとトレーニングしても、
施工の台数を重ねるに連れて、
施工技術に我流が入り込み、
本来の技術が乱れるのは普通のことです。
これが単数者店舗の場合には、
その技術の乱れを指摘され修正される機会も中々ありません。
しかし、複数者店舗の場合ならば、
お互いがお互いの施工をチェックし注意し合うことも出来るでしょう。
むしろ施工技術をお互いに切磋琢磨して、
レベルが上がっていくことだってあるでしょう。

 

もう一つは、
技術者が一人の場合、その場には頼る人がいない訳ですから、
不安もあるかもしれません。
しかしそれが二人以上の人が技術を持っているならば、
相談する事も出来るでしょうし、お互いに補完する事も出来ます。
やっぱり一人と二人ではまったく違うのでしょう。
不安がないから、自信を持ってお客様と接することになります。
受注者の商品に対する自信は、驚くほどお客様に伝わるものであり、
自信を持った説明と受注によって
お問い合わせなどから施工に結びつく率もきっと高くなるのでしょう。

 

複数ならばお互いに競り合うことも出来るでしょうし、
単数者店舗より複数者店舗の方が、活性化されることは容易に想像できます。

 

お客様から見ても、その店舗のみんなが技術を持っている店舗と、
一人の技術者の店舗では、信頼感もやはり違います。

 

技術者一人から複数人になる効果は、
実際には、かなり大きなものがありそうな感じです。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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