谷 好通コラム

2011年12月17日(土曜日)

ちょっと話を中断して「山形の冷やしラーメン」

昨日書き始めた東北の選手権全国入賞店の話で、
「山形、グッドハート桜田西SSさん」の「その2」は、
資料が手元に不足して、
土曜日の今日は調べようがなく、
しかたなく話をちょっとだけ中断して、
「山形の冷やしラーメン」のことを書きます。

 

 

山形市は盆地の中にあって、夏はものすごい高温になるのです。
二三年前の夏、熊谷と多治見で41℃の日本の最高気温記録が塗り替えられるまで、
山形市に日本の最高気温の記録があったほどです。
冬の寒さからは全く想像できないのですが、
暑い夏を彷彿とさせるような山形名物があります。

 

「冷やしラーメン」です。

 

冷やしラーメンは、よくある「冷麺」とはまったく違います。
いわゆる普通の熱いラーメンが、味も食感もそのままにものすごく冷たいのです。
かといって、
熱いラーメンが冷えたわけではありません。
それでは麺がブヨブヨになってしまうし、スープの脂(あぶら)が固まって、
とてもまずくて食べられたものではありません。

 

「冷やしラーメン」は、
冷たくてもコシがしっかりある特別な麺を使い、
氷を入れて思いっきり冷やしたスープの中でも固まらない特別な脂を使って、
まるで熱いラーメンそのものの味と、麺の食感で、
ものすごく冷たい「ラーメン」なのです。

 

私はこの冷やしラーメンを何年か前の暑い夏に一度だけ食べたことがあり、
冷たくて、しかも、うまい醤油ラーメンそのものの味と食感に感動しました。
しかし今回は、冬の本番間近で、
ジャンパーなしではいられないくらいの寒さ。
冷やしラーメンをやっている食堂はないだろうと思っていたら、
私が山形に出張する事をこのブログで知った人が、
冬でも「冷やしラーメン」を出している「冷やしラーメンで有名な店」を、
わざわざメールで教えてくれていたのです。
山形での取材が終わったら、早速行ってみました。

 

●栄屋分店(定休日 不定休) 山形市北山形2-2-54
定休日が不定なのは、家族でやっている店なのでしょう。
その日が営業しているのか心配でしたが、とりあえず行ってみました。

 

・・・
やっていました。
注文したのはもちろん「冷やしラーメン」
他にもおいしそうなメニューが並んでいたので、正直迷いましたが、
やっぱり「せっかく来たのなら」と冷やしラーメンを食べました。

 

おいしかったのはもちろんです。
うまい醤油ラーメンそのままの味と麺の食感で、
氷で冷やされたスープとともにとても美味しく食べました。

 

 

スープにが浮いているのが分かりますか。
とっても冷たいのです。アイスコーヒーの冷たさです。
でも、本当にすごく美味しいのです。

 

 

しかし、外気温は5℃、
街路樹のイチョウはまっ黄色に色づいています。

 

冷やしラーメンは美味しかったのですが、
体はすっかり冷えてしまい、とても寒くなりました。
でもお腹は大丈夫。
私は大人になってから一度も下痢をしたことがないのです。

 

 

山形自動車道に出たら、すぐ近くの山が雪に覆われていました。
やっぱり冷やしラーメンは夏に食べるともっと美味しいのでしょう。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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