谷 好通コラム

2011年11月22日(火曜日)

2918.火山灰に覆われる鹿児島

今日は鹿児島でのキーパープロショップ研修会。

 

朝、飛行機が鹿児島空港に近づくにつれてなんとなく煙ってきた。
遠くに見える桜島もボヤっとしか見えない。
CAさんに聞いたら、今、桜島が大量の火山灰を噴出しているので、
なるべく桜島を避けて北の方に航路を取っていると言っていた。

 

 

鹿児島空港に着陸してから、飛行機が移動している時、
地面にへんなものを見た。
最初はエンジンから煙が出ているのかと思ったが、
エンジンの噴流で地面から煙みたいなものが舞い上がっているのだ。
それが火山灰であることは容易に想像ができたが、
こんなに当たり前のように火山灰が地面にいっぱいあることが不思議に思えた。

 

 

飛行機から降りて、
レンタカーを借りに行ったら、
置いてあるレンタカーが見事に火山灰で白くなっている。
レンタカー屋さんの椅子も火山灰で白くなっていて、思わず写真を撮ってしまった。
レンタカーのスタッフのおばさんが、
「桜島も火山灰が出ているけど、今朝、新燃岳がまた爆発して、ダブル火山灰ですよ。」
とニコニコして言っていた。

 

 

そう言えば、
東日本大震災が起こる少し前に、
宮崎の新燃岳の爆発で大量の火山灰が
「都城市」などに大きな被害が出しているというニュースがあった。
しかし、その後の東日本大震災があまりにも大きな桁外れの災害であったので、
すっかり新燃岳爆発と火山灰被害のニュースがなくなってしまい、
私達もすっかり忘れてしまっていた。
あの忘れられたニュースの火山灰被害はまだ続いていたのだ。

 

加えて桜島からの火山灰が多く、
鹿児島は今、大変なようだ。

 

高速道路に入って、遠くに桜島が煙って見えた。
山頂あたりからモヤっと大量に出ているのが火山灰だろう。
南風なのか、北の鹿児島市内の方に火山灰が雲のように流れている。

 

 

高速道路も、前方遠くの方が車に巻き上げられた火山灰で煙っている。

 

 

桜島S.A.に止まっていた車のボンネット。
火山灰はあまり巻き上がらず、降ったら積もる物のようだ。
その上に雨が少し降ると輪状の汚れがべっとりとなって気の毒なくらいだ。

 

 

しかし、研修会に集まってくれたキーパープロショップの皆さんに、
「火山灰が、クリスタルキーパーの水シミになることはないですか?」と聞いたが、
皆さん、そんなことはない、というような感じで返事がない。
どうも、火山灰は水シミにはならないようだ。

 

しかし、この火山灰が塗装あるいはコーティングにまったく影響がないとは、
思えなかったので、研修会の駐車場にたまっていた火山灰を、
かなりの量、採取した。
早速、研究室に送って、色々な実験をやってみたい。

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    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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