谷 好通コラム

2011年08月31日(水曜日)

2859.そのままがやっぱり一番

我々はビジネスを行うためにたくさんの人にお会いします。
初めての会社の方とお会いすることも多いのですが、
お話をする中で、ああこの会社とはお付き合いできないなと思う場合も稀にあります。

 

まず話の中に「嘘」がある場合はだめです。
相手のお話の中に矛盾する事柄があってその部分をお聞きすると、
あきらかに話をごまかそうとするような言い訳をおっしゃる場合、
矛盾している二つの事柄のどちらか、
あるいはその両方が事実ではないということになり、
「嘘」が話の中に入っていることになります。

 

それが明らかな悪意を持った嘘の場合は、その方とのお付き合いはできません。
当然です。
しかし、それが悪意を持った明白な嘘ではなく、
少しだけ数字を多めにごまかして言ったり、
少しだけ飾って表現したりする他愛もない嘘の方が多いわけで、
こんな時は「話半分」で聞けば大丈夫なのですが、
でも、その人とはいつも話半分でのお付き合いになります。

 

たとえば
何かの数字は「50」が本当なのに、
つい「52」と言ってしまったりすることはよくあることで、
私だってまったく身に覚えがないわけではありません。
でもそんなサバを読んだ数字は、どこかでつじつまが合わず、嘘がばれて、
サバ読みの常習として思われて、
本当は「50」なのに「45くらいなんじゃない」と思われ、
結局、損をするなんてことが多い。
たかが「50」を「52」とサバを読んで言っただけで、
この人はものすごい損をすることになります。

 

変なサバなんて読まず、そのまま言った方が絶対に「得」なんですね。

 

変なたとえですが、
若い女性が明らかに不自然な「つけまつげ」をつけて、
目力をちょっと強調してみたぐらいに思っている子がいるようですが、
あれは絶対不自然で、素が良くてもかえってマイナスになっていると思うのです。
それに、明らかに素ではないようなことを堂々とやっているので、
他に本物ではない所がきっと有るのだろうと思ってしまいます。
こんなのは、おじさんの若さに対するヒガミかもしれませんが、
せっかくの若さを、部分的な不自然さでぶち壊しにしているように思うことがあります。
ほんのちょっと嘘は、本当に損なことだと思うのです。

 

 

たとえば、
本当は自分が間違っていると思っても、
自分の損得を考えて、
詭弁を弄して自分は間違っていないとごまかそうとすると、
その人は二度と信用されなくなることは、よくあることです。
ごまかして得た「得」の代わりに、失う「損」は何十倍か、何百倍かも分かりません。
そんなことを思うことが今日ありました。

 

 

いつも本当のことが一番なのでしょう。
きっと、そのままがやっぱり一番なのでしょう。

 

そのままが一番。なっトンボ

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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