谷 好通コラム

2011年08月21日(日曜日)

2851.やっとレースらしいレースが出来て祝7位

レースはギャンブルであると、
今日は痛烈に思った。

 

まだ戦闘力において勝てる力に足りない#35のSC430。
鈴鹿戦は10位からのスタートだったが、
脇阪選手の力走で6位までランクアップ。
ピットは沸きあがったが、
1回目のピットインでは、他車が浅い溝のレインタイヤを履いたところを、
#35は、深い溝のレインを履き、
雨が強くなることに賭けた。
もし雨が強くなった場合、
他車が深溝のレインタイヤに交換にピットインする間に、
淡々と走り続け、一気にトップに出るために
燃料も大量に入れた。
そのため1回目のピットイン時点で実質6位であったのに、
あえて給油に10秒余分にかけて45秒もピットストップし10位に下がった。

 

しかし、雨はそれほど強くならなかったが、
それでも微妙な雨の強さで
浅溝タイヤの他車と深溝タイヤの#35が同じくらいのタイムで走る。
とりあえずギャンブルが的中はしなかった。
しかしその中でアンドレ・クート選手は頑張り8位まで上げ、
2回目のピットインでは、
かなり乾いてきたコースにほとんどの他車がドライ用のスリックタイヤを履く中、
あえて、#35は浅溝タイヤをチョイス。
不安定な空に、あえてまたギャンブルに出た。
もちろん計算ずくではあるが、最終の決断はやはり「運」にかけたギャンブルだ。
しかし、ますます路面は乾いてきていたようで、
再度コースに出た脇坂選手は頑張るも、じりっと順位を落とす。

 

しかし、しかし、最後の数周でまた雨が降り出し、
スリックタイヤ(溝なしタイヤ)を履いている車は急激にスピードが落ち、
#35は待ってましたとばかりに前車を抜き出して、
最後の最後、チェッカーの出た最後の周に7位まで順位を上げた。

 

ギャンブルに勝ったのか、負けたのか、
でも、とりあえず、今期、最高順位の7位は、
チームクラフトの橋本社長、飯田章監督とも、
「やっとレースらしいレースが出来ました。」と異口同音。
次のレース、富士戦に大きな希望をつなぐ結果であった。

 

非常に大雑把ですが、とりあえずのご報告。
キーパープロショップの看板を背負った#35 SC430が
やっとレースらしいレースで、祝7位でした。

 

photo by Yoshifumi Nakamura

 

photo by Yoshifumi Nakamura

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    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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