谷 好通コラム

2019年11月26日(火曜日)

11.25. LABO東海店、昨年の12月1,662万円の秘密を暴く

11月も終盤に入り、一昨日からTVCMも始まって、
いよいよ洗車とコーティングビジネスの最繁忙期12月が迫ってきました。
そこで、ここ何年か12月に特異的な数字を上げ、
昨年の12月も1,662万円という驚異的な実績を上げ、
驚かせている東海店の
昨年2018年12月の実績を分解して、
そこにどんな秘密があるのか、徹底的に調べて見たいと思います。

 

まず、東海店がある愛知県東海市とは、
人口11万人強の小都市で、主要産業は「製鉄(金属)」で、
その生産量、日本一です。
市内には、日本製鉄名古屋製鐵所、大同特殊鋼、愛知製鋼などがあって、
トヨタ自動車などに供給する日本一の鉄(金属)の生産拠点です。
市民の多くがそれらの製鉄工場に勤めています。
だから、
東海市の市民の自動車は、
特に製鉄所に通勤している人の自動車は、
製鉄所から発生した鉄粉の付着が多く有ります。
それは塗装の色が変わって見えるぐらい鉄錆の赤茶色にまみれています。
でも、多くの人はあきらめていました。
「製鉄所に働いているんだから、これくらいは仕方ない。しかし、すごいなぁ。」
と、製鉄所に勤めているのだから、
製鉄の窯から細かい鉄の粉が舞い上がって、
細かい粉であっても鉄なのだから、当然、落ちてきて、
町中に降り、自動車の上にも降って、
塗装の上に乗った鉄粉がFeO2(赤さび)に”錆びる”時、強力にくっつくのです。

 

だから、車の色が赤茶色に変わってしまったように汚れます。
これは製鉄所の近くや、
鉄道のガード下で特にブレーキを掛ける場所の近く、
意外と多いのが雪国で、タイヤチェーンの削りかすで、
道路脇の雪には鉄粉が多く含まれているのが通常だ
しかし、その鉄粉の量の多さは、
製鉄所の中に駐車している車がチャンピオンであろう。
気の毒になるくらいに新車から赤茶色になっている。

 

鉄粉の汚染除去は、
一番多いのがトラップ粘土を使う方法で、
研磨力ある研磨剤を粘土状に固めて、鉄粉が着いている塗装上を滑らせて、
鉄粉を削り取る。
磨き屋さんの常套手段だ。

 

ではKeePerはどうするかと言うと、
その車が一般の車で、特にたくさん鉄粉が着くような条件でない場合、
特に鉄粉落としの作業を別にやることは少ない。
KeePerの施工は、まず爆白または爆ツヤという
塗装には全く無害なのに超強力な特別な洗剤(特許登録済み)で、
水垢とか、泥などの汚れをキレイに取り去る行程があるのだが、
この工程で少々の鉄粉ならば取れてしまう。
この「爆白」と「爆ツヤ」は本当に凄くて、
この超強力洗剤があるから、
KeePerの仕組みが成立していると言っても過言ではない。
だから、
KeePerの作業には鉄粉落としの作業を別にやることはあまりないので、
手抜きをしているかのように思われる時があるが、そんなことは無いのである。
コーティングの作業では出来るだけ塗装をゴシゴシ擦らない方が、
理想的なのだから、むしろこの方がいいのである。

 

しかし、東海市の製鉄所の中の異常なまでに赤錆にまみれた車は、
「爆白」と「爆ツヤ」だけではまったく歯が立たない。
かと言って、普通、使われるような「トラップ粘土」では、
多すぎる鉄粉には研磨粘土がうわっ滑りして、ちっとも取れない。
こんな時には「アイアンイーター」=(チオグリコール酸ナトリウム塩)という
FeO2に接触すると赤紫色に変色しながら、赤さびを溶かす液剤を
車体にまんべんなく降り掛けて、しばらくの間「漬け置き」をする。
すると大半の赤錆は溶けて、
あとは洗剤で洗い流せばいい。もちろんここは「爆白」と「爆ツヤ」の登場だ。
大量の赤錆にこの工程が欠かせない。
普通この手のケミカルには「チオグリコール酸アンモニウム塩」を使うが、
これは車のブレーキキャリパを変色させるので、
KeePerではあえて高い材料であるチオグリコール酸ナトリウム塩を、
洗浄力を上げるための安全性を高める為に独自の界面活性剤を独自に配合し、
「アイアンイーター」として供給している。
(これは非常に便利で安全なので、雪解け時期の下回り洗浄など広く使われ、
驚くようなベストセラーになっている。)

 

KeePerではひどい錆びた鉄粉で色が変わっているように車には、
アイアンイーターの漬け置き+爆白・爆ツヤ のあと、やっと研磨剤粘土を使う。
決して楽ちんな仕事ではないが、
過酷な作業ではなく、通常の仕事の一部として続けられる。
最初から粘土で車をゴシゴシ擦って、作業が過酷なだけでなく、
塗装を傷だらけにするような乱暴はしない。

 

さらに重要なのは、
この一連の作業が、ダイヤモンドキーパーの被膜をダメにしないことだ。
塗装を一切傷めない作業の組み立てと、
最強のダイヤモンドキーパーは、
その後、Bメンテとして作業が出来るのです。

 

今までは、東海市の製鉄所に勤めていた人は、
どんなに素敵な新車を買っても、会社に乗っていくと、
あっという間に赤茶色に汚れて、
どこへ行ってもその鉄粉を喜んで取ってくれることはなく、
たとえば、その車を買ったカーディーラーさんに持っていけば、
「何十万円もかけて全塗装するしかない」と言われて、諦めていたりしていた。

 

「赤茶色に変色した新車は製鉄所に働く者の勲章だ。」と、
言うしかなかったところに、
KeePerが来て一変した。
ダイヤモンドキーパーを5万円くらいかけて施工すれば、
新車よりきれいになって、
鉄粉が着かないことは無いが、いくぶんか少なく着いて、
一年経ったら、鉄粉取りと(ダイヤの)Bメンテナンスを注文すると、
鉄粉はすっかり取れて、ビカビカになって帰ってくる。
それで料金は2万円ぐらい、ひどく鉄粉が着いていても3万円程度。
それで、毎年年末にやれば、すっきりと正月、キレイな車に乗れる。

 

そんなことが、
巨大な製鉄所の中で口コミであっという間に広がって、
東海店の12月の総来店台数は820台に過ぎないが、
リピート率が88%で、
クリスタルキーパーは普通に57台だが、
ダイヤモンドキーパーが71台で、
ダイヤモンドキーパーのメンテナンスが138台であるのには驚かされる。

 

 

その結果が
売上げ16,623,301円で、
台当たりの平均単価20,272円/台 人時生産性が8,875円/人時

 

 

どんな思いで、こんな大きな仕事をみんなでやったのか。
大したものです。

 

東海店の12月の1662万円は、
たくさんの地元の方たちの喜びに他ならなかったのです。

 

今年、2019年は新たにKeePerブース3台仕様を建てた東海店。
戦闘力がさらに大きく上がっています。

 

 

照明ももうすぐLEDに交換して、うんと明るくなります。

 

 

松永副店長北村店長、一級技術資格後藤スタッフ、一級技術資格浅田シニアスタッフ。

 

 

一級技術資格砂山カーパーアルバイト

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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