一昨日、名古屋から東京に出で、
自動車で東北に向けて出発した。
まず、行ったのは東北道から磐越道に入って約50km。福島県の会津若松。

原発からわずか2kmにキーパープロショップ「Q-pit大熊」がある。
昨年8月のキーパー選手権で全国3位に輝いた優秀なSSさんだ。

そのQ-pit大熊の鈴木所長に会津若松で会うことにしたのだ。
鈴木さんは大地震の翌日、避難して、ずっと避難生活をしているそうだ。
最初は千葉・埼玉と親類に世話になって、
今は大熊町の人たちと会津若松に避難していて、
昨日から子供さんが小学校に行き始めたと嬉しそうにおっしゃっていた。

会津若松市内の｢デニーズ｣でお茶を飲みながらいっぱいお話をした。
鈴木さんは相変わらずと言いたいところだが、
やはり疲れが表情に出ていて、つらかった。
しかし
｢このままでは絶対終わりませんから。また・・｣
とおっしゃる目はしっかりと生きていて、精神は強く健全である。

しかし、
80年続いた鈴木さんで四代目と言う立派な｢梨(なし)畑｣が、
手入れが出来ないことでだめになるであろうことは、
すごく残念な様子であった。

人口わずか1万2千人の大熊町で、キーパー全国3位の実績を作り出した底力を
今後どういう形でまた発揮されていくのか分からないが、
ただでは済まさないであろう事は間違いない。

「去年の夏いっぱいのクリスタルキーパーをさせていただいたので、
今年8月は、絶対、みんなリピートしていただいて、
今年こそは全国トップを取るみんなで決めていた。」

本当にそうだったと思う。
Q-pit大熊の人たちだったら、かならずやり遂げただろうと思った。