谷 好通コラム

2010年11月21日(日曜日)

2662.面接に現れない人たちがいるとは

今日は東京に来て、関東のキーパーラボに応募された人たちの面接をした。
賀来部長が一次面接を先に行っているので、
採否のための面接というより、最終確認のための二次面接である。

 

今回、東京での募集では20数名の人が応募してくれたが、
賀来部長の話では、
その内7名が予定の時間に面接会場に現れなかったらしい。
この場合、過去には、「どうしたのかな」と、
応募に記載されていた携帯電話に電話をしたが、
そのほぼすべてが留守電になって、その後、返信があることはない。

 

だから今では、
面接会場に現れなかった人に電話をすることもせず、放っておくことにしている。
こういう類の無責任な人が、たまたま面接に現れて、
うっかり採用してしまったら、大きなマイナスになるので、
現れなくて良かったと考えることにしているのだ。

 

世の中は“就職難”と言われ、
その救済策を政府は打ち出しているが、
自分から申し込んだ面接を、
黙ってすっぽかし、だんまりを決め込むような破廉恥な輩が増えているのは、
どう考えるべきなのだろうか。
失職している人を、
単に世の中の不景気の犠牲者と考えるだけでは済まないような気がする。
これは、特に関東に顕著な現象であるのは、
一極集中の大都会東京において、
人間の基本的なコミュニケーションの在り方に問題が生まれているような気がする。

 

 

我々のビジネスは純粋にサービス業であり、
お車をプロの技でキレイにさせていただくことによって、
お客様の喜びを作り出し、
共有するところに意味がある。
お客様の喜びを、我がことのように喜びとすることは、
「共感する」という人間としての基本的なコミュニケーションであり、
この部分が欠けているとこのビジネスは成り立たない。

 

つまり、車がキレイにならないのだ。
お客様に喜んでいただこうと本気で思わないと、車はキレイにならない。
マニュアルどおりにケミカルや道具を使って、
マニュアルどおりに手を動かしても、
車の形や汚れや状態は千差万別であるので、
形どおりのことをやっても、車は決してキレイになることはない。
プロのケミカルと道具と技術を駆使して、
本気でお客様を喜ばせるべく、
本気で車をキレイにしようすると、
はじめて、車はお客様の期待以上のキレイさが実現されて、
お客様を感動させ、喜びを作り出して、それを共有できる。
この仕事の面白さは、実にここにある。

 

だから、面接をすっぽかしてだんまりを決め込むような、
人との基本的なコミュニケーションである共感性に欠けたような人には、
元々このビジネスに就いて仕事をするのは無理だということになる。

 

しかし、幸いにも今日は、
新しい仲間と成るにふさわしい4名の人と出会うことが出来た。
愛知においてはすでに4名の新卒者を採用しており、
東京においても、来月早々に6名の新卒者との面接が行われる。
愛知、大阪、東京では、新しい学卒者、中途募集がこれからまた繰り広げられる。

 

今日、東京での面接と同時に、
2つの新しいキーパーラボ候補の物件を見てきた。
両方とも素晴らしい物件で、積極的に話を進めるように指示をしてきた。

 

新しい時代が求めていると信じているこのビジネスを、もっと広めるために
新しい仲間が、もっともっと欲しいのだ。

 

朝“バキッ”と見えた幸運の富士山は、やはり、間違っていなかった。

 

 

 

10日前に新規オープンしたキーパーラボ「柏店」に初めて行った。

 

 

柏店の阿部店長と芳賀チーフ。最強のコンビネーション。

 

 

日曜日の夜。都心に向かう高速道路は果てしなく渋滞していた。
いつになったら帰れるのやら。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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