谷 好通コラム

2010年11月12日(金曜日)

2654.世界で一番難しい「日本語」

 

日本語は世界で一番難しい言語なのだそうだ。
文字も平仮名とカタカナ、漢字の三種類あって、
漢字には音読みと訓読みが何種類もあって、
送り仮名までがあり、表音文字と表意文字を同時に使う。
しかも丁寧語、敬語、謙譲語があって、その使い方は複雑極まりなく、
しかもその使い方を間違うと、大変な失礼になることもある。
おまけに女言葉と男言葉まであるのだ。

 

特に難しいのが敬語と謙譲語の使い方だ。
相手が自分に言った敬語を、
自分の言葉で話す時は、謙譲語になっていなければならず、
その関係はいまだによく分からなくなる時がある。
社内の人間のことを社外に言う時は、
役職の上下に関わらず名前を呼び捨てであるし、
役職を付けて話すことも。良い場合と悪い場合があるようだ。
相手の人の上司を呼ぶ場合でも、役職を付ければ「様」「さん」も付けてはおかしいし、
まったく、日本語は難解極まりない。

 

 

今日、今週の5日間連続の研修会が終わった。
一回一回、その時の状況を感じながら話の進行を考える。
お伝えすることはまったく同じなのだが、ストーリーは毎回違うのだ。
よりきちんとお伝えするために、
出席の皆さんの話をよりお聞きするために、
毎回、ものすごく神経を使うことになるのだが、
うまく行った時は、皆さんと気持ちがぴたっと合って最高の感覚だ。
昨日も今日もそうであった。

 

12月に行う「マグカップ プレゼントキャンペーン」のご案内の文章を
来週早々、全国の皆さんにお送りするのだが、
文章の中に、どうしても気になるところがいくつもあって、
発送に関わる業務の進行をすべてストップさせた。

 

伝えるべきことが、
違う意味を持って、
あるいは余計な意味が加わって伝わったのでは、
お伝えしたことにならない。

 

言葉は、とりわけ日本語は、
非常に微妙で、同じ言葉でも聴く人、読む人によって、
違う意味にでも取れるような表現は絶対に避けなければならない。
言葉は発したら、もう元には戻らない。
読んだ人の気持ちに成りきって読んでみて、
それでも成りきれず、
何か、どこかに違和感を覚えたら、それは警報なのだ。

 

 

睡眠時間を削ったこの一週間。
明日からのレースのために、無理して仕事を片付けたつもりだが、
今日最後の仕事を終えた後、レースモードの形になってからも、
やるべきことはやって、
不安な気持ちをぬぐいきって、思いっきりレースをしたいと思う。
今回は本当に死ぬ気でがんばる。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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