谷 好通コラム

2009年08月08日(土曜日)

2278.ノミの50cmと30cm 解釈その②

解釈その②
50cm跳べるのに30cmしか跳べなくなったノミ。

 

犬にくっついて血を吸っていたノミは、
その犬がかゆくてノミのいる場所をポリポリ搔くと、
(※手へんに蚤(のみ)と書いて、搔く(かく)という字になる。面白い)
そのままそこにいれば潰されてしまうので、ぴょんと跳んで逃げる。
思いっきり跳べば50cmは跳べる。
しかし、何度か跳んで逃げているうちに
50cmも跳ばなくても、30cmも跳べば十分に逃げられることを学んだ。

 

それからそのノミは、ポリポリと犬の足が来ても30cmしか跳ばなくなった。
別に50cm跳んでも、ノミに損はないし、不都合も無かったが、
30cm跳べば十分だったので、30cmしか跳ばない。
その方が楽だから。
そのうちに何があっても30cmしか跳ばなかったので、
30cm跳んでも、全力で跳んだつもりになってしまった。
本当は50cm跳べるはずなのに。

 

筋肉は50cm飛ぶのに十分な量があったのに、
いつも30cmしか跳んでいないと、それが自分の限界であるように思えてきて、
本当に全力を出しても30cmしか跳べなくなってしまう。

 

楽をして、力のすべてを出さないと、
その内、30cmが楽な力ではなく、全力出さないと30cmを跳べなくなって、
そのノミの力は30cmでしかなくなる。

 

楽をしてばかりいると徐々に衰えてきて、
50cmはとうに跳べなくなって、
それまで楽に跳べた30cmも、全力を出さないと30cmを跳べなくなって
楽ではなくなる。

 

人間でも楽をすればするだけ、徐々に力がなくなってきて、
以前は楽に出来た事が、全力を出さないと出来なくなる。

 

楽をしても、楽をしたというだけで、何の利益もないが、
力が衰えていくという大きな損がある。

 

低い目標で楽に達成をしていても、
低い目標だけを追っていると、高い目標を達成する力がなくなって、
こじんまりとした力しか持てなくなる。

 

30cm跳ぶだけで済む時でも、
50cm跳べば、50cm跳ぶ力は残る。
それどころかいつも全力で跳んでいれば、70cm跳ぶ力を獲得できるかもしれない。
30cm跳べば済むからといって30cmしか跳ばないでいると、
30cmしか跳べなくなることを考えると、
30cmと70cmとでは、その差は大きくなるばかりだ。
楽をして得られるものは何も無い。

 

 

今日からお盆休みが一斉に始まった。
営業スタッフもほとんどが応援に入って、
全力で快洗隊の二番目の繁忙期であるお盆のラッシュを堪能する。(一番の繁忙期は年末)

 

長い長い会議の後、三河の店舗を少しだけ回る。

 

岡崎店に近い国道は、かなり空いている。
かなりの人が帰省したあとなのか。

 

 

岡崎店は夕方にはもう大ラッシュは無かったが、
それでも何台かのお客様がいる。

 

 

今日の予約は、ほとんど限界まで入っていた。

 

 

岡崎店から安城店に回ろうかと思ったが、安城は今日と明日七夕祭りですごい混雑が予想されるので、
安城店には明後日行くことにして、伊勢湾岸道に戻り知立店に向かう。
夕日がもう沈む頃、空が高く透き通っていた。

 

 

知立店も昼間の大ラッシュが終わって、数台のお客様がいるだけ。

 

 

8月1日より入社の「牛田君」すぐに力を発揮してくれそうです。

 

 

お約束の美咲ちゃんは接客中で、いつものように笑顔のポーズではなくちょいと盗撮。

 

 

閉店間際の刈谷店が最後。
昼間はすごいラッシュであったらしいが、この時間はもうゆとり。

 

 

ノミ(蚤)とは、
節足動物門昆虫綱ノミ目(隠翅目)に属する昆虫の総称(ウィキペディアより)。
なんとノミは昆虫であるのだ。
だとすると、卵、幼虫、さなぎと変態して成虫になるのだろうか。
私はあまりよく知らない。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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