谷 好通コラム

2009年05月08日(金曜日)

2202.二兎を追う者のみが、二兎を得る。

ことわざで、
「二兎を追う者は、一兎をも得ず。」と言い、
目の前に二匹の兎が現れても、一匹だけを追えば、一匹の兎は得る事ができるのに、
欲張って、二兎ともを追えば、
両方ともを逃がし、一兎も得る事は出来ない。
欲張らずにどちらか一兎を追うべきだ。という教訓があります。

 

しかし
「二兎を追う者のみが、二兎を得る。」と考え方もあります。
目の前に二匹の兎が出てきても、
一兎しか追わなければ、
二匹の兎を得ることは永遠にない。
二匹の兎を追ってみれば、一兎も得ない可能性もあるが、
二兎をも得る能力と技術が身に付くかもしないし、
二兎を捕まえる方法を見つかるかもしれないが、
最初からあきらめて一兎しか追わなければ、
それを見つけることもなく、
永遠に、二兎を得るような可能性は無い。
無茶と思っても、とりあえず今、二兎を得るチャンスがあるのだから、
そのチャンスにチャレンジしてみるべきだ。
そんな考え方です。

 

いっぺんに二匹の兎を一人で追うことが出来なければ、
二人で追うことも考えられます。
今まで一人でやってきたのだからと変にこだわっていずに、
二匹の兎が欲しいと思ったら、素直に助っ人を頼む気になれるかもしれません。
これを機会に、二人のチームを作るキッカケになるかもしれません。

 

あるいは、一人の手で二匹を追う為に、
今までにない方法を誰かに教えを請うキッカケになるかもしれません。
そうすれば、今度いつまた二兎出現しても、
シメシメと二兎を追って、見事に二兎を得ることが出来るようになるかもしれません。

 

「一石二鳥」なんて言葉もあるくらいですから、
まんざら楽天的に過ぎるとは限りません。

 

やってみなければ何も始まらないという事でしょう。
やろうと思わなくては、知恵も出ませんし、協力者も得られません。
ずっと今の能力で一人のままです。

 

今日はまさに「二兎を得ようとして、真剣に二兎を追う」
そんな話を福岡でして来ました。
ガソリンスタンドと快洗隊。
この両方が相乗効果を出して、単独であるよりも、双方がプラスになる方法を、
真剣に話して来ました。

 

膝はどうなったのか?
福岡空港と中部空港で、初めて車椅子と空港スタッフさんのお世話になりました。
恥ずかしかったし申し訳なかったけど、いつまでもジッとしているわけに行かず、
膝に無理をかけないことと、出張しての仕事。
その二兎を、空港スタッフさんの助けを借りて、得たわけです。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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