谷 好通コラム

2009年02月16日(月曜日)

2139.白日夢と広島お好み焼き

ドイツから帰ってきたのは昨日の午前10時前、
そのまま帰宅はしたのだが、
夜、色々考えていて、午後8時すぎから広島に行くことにしてしまった。
今日の広島に行く予定だったが、
今日の予定に色々な打ち合わせを加えたくて、昨日の内に広島に行ってしまった。
時差が心配だったが、仕事のことを考えていたり
スタッフと電話で打ち合わせをしたりしていたら、頭が冴えてきて
時差はそのまま大丈夫なような気がしたのだ。

 

それでも、名古屋駅の新幹線ホームに立っていた時
ふっと気が遠くなるような時差独特の眠気を強く感じて、
いくら何でもこりゃ無茶かな。とも思ったが、新幹線が来たのでそのまま行ってしまった。

 

広島での仕事は、やっぱり来て良かったと思った。

 

ドイツで実際にオリバー カーンとの仕事を経験した時にもらった彼のDVDを
帰宅してから見て、とても感動した。涙が出てくるほどだ。
彼のとんでもない運動選手としてのスター振りと、
それ以上に、凄まじいまでの気迫に彼の人生の重さを感じて、
彼が引退した今、我々のキーパーのCMに出てくれるその重さを思い知って、
じっとしていられなくなった。
どうしても翌日の朝、広島での快洗隊研修会4班の研修の前に話をしたくなったのだ。

 

昨日のうちに広島に行って、そのまますぐ駅前のホテルに泊まり、
時差でふらふらのまま、泥のように眠った。
そして営業の朝会のTV電話会議に出て、
研修会の頭に30分だけ話をして名古屋に帰った。それだけだが、
来て良かった。みんなに話が出来て良かったと自分ひとりで納得した。

 

 

広島の新幹線のホームで、
ドイツでのオリバー カーンと一緒にいた数時間のことをボォーっと考えていたら、
乗るべき新幹線のホームの反対側にいて、乗るのを忘れてしまった。

 

それほど、あの数時間のカーンは光っていて、
時差にボケている頭に白日夢のようによみがえり、また涙が出そうになる。

 

 

新幹線に乗り忘れ、時間が余ったので、
ちょっと早すぎる昼ごはんとして、広島のお好み焼きを食べた。
白日夢とは別の、ただの腹ペコの私であった。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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