谷 好通コラム

2009年01月15日(木曜日)

2113.ワクワクは睡眠不足のもとになることがある

午後10時半、東京、亀戸のホテルの中。
もう寝るか寝まいか、迷うところだ。
一昨日まで、一日3時間程度の睡眠時間の日々が何日か続いて参っていた。
布団の中に入って、いつものように本を読んで、
睡魔が襲った時にそのまま目を瞑れば眠れるはずが、
シャキッと頭が冴えて、仕事のことやらなにやら考えてしまい、
それが妙に名案じみていて、イイのだ。
この何日かだけで、特許になるかもしれないことをいくつも思いついた。
そのうちの二つを、
昨日早速、
特許事務所のいつもの担当者に依頼して申請書類を作成してもらった。
多分両方とも、特許として登録に出来るだろう。

 

こんな時が、たまに、ある。
いつも、たくさんのことを考えていて、
「こんなことができたら・・」と思っていたことが、
ふと、それが実現できる方法を、思いついてしまうのだ。

 

目をつむって、睡魔に身を任せ、雑念が飛んだ瞬間に「ふと」思いつくようだ。
今までにずいぶんの特許を申請し、登録されているが、
熟考を重ねて、苦労してとったという特許は一つもない。
何かの拍子に「ふと」思いつく。
何かの拍子とは、たいてい布団で睡魔が襲ってきた時だ。

 

そんなことが何日か続いて、
私はすっかり睡眠不足になってしまっていたのは、
何かを思いつくと、それが作り出す可能性を考え始め、
ワクワクして、ますます目が冴えてくるからだ。

 

睡眠不足はつらくはないが、昼間やたらアクビが出るし、
人から「目が真っ赤か、目の下にクマが出来ていますよ。」と言われ、
甚だみっともない。
それで昨日は
さすがにこのコラムも書くのをやめて、
酒を呑んで早々に布団の中に入ったら久しぶりにちゃんと眠れた。
それでもまだ目の下にクマがある。

 

 

今日は、新幹線の中で一緒に乗っていた人からの話から、
すごい名案を思いついてしまった。
というよりも、その人からとんでもない名案を提案されたのだ。
その人には、
そんなつもりがあった訳ではなかったはずだが、
私にとっては正に「コペ転的」であり「目からウロコ」であったのだ。
特許になる種類のことではないが、
お客様と、施行店さんと、私たちをつなぐ心の一直線のルートが見えた。

 

そんな訳で、このまま、
いつもの12時過ぎに布団に入って目を瞑ると、
また頭が冴えてしまいそうで、
先ほどみんなで呑んだ酒が醒めないうちに、とっと寝てしまおうかと迷ったが、
結局ここまで書いてしまった。
酒は、もうかなり醒めている。
ひょっとしたら、もう眠れないかもしれない。

 

明日の私を見て、目が真っ赤かで、目の下にクマが出来ていたら、
「この馬鹿、またワクワクしちゃったんだ。」と思ってください。

 

 

 

今日の新幹線からは絶好調の「富士山」が。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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