谷 好通コラム

2008年11月19日(水曜日)

2069.毎回違うセミナーでの話

全部で15回行うことになっている今回のセミナーと研修会、
昨日の神戸で10回目が終わった。

 

もう何百回となく講演とかセミナーをやってきたが、
何度やってもその度に緊張感は同じで
セミナーが始まる前はいつもドキドキする。
それは出席者が何百人でも十人位でも一緒で、
人数が少ないからといって気楽にやる事はない。
毎回、変わらず緊張する。
今週はもうセミナーはない。
だから今、ちょっとほっとした気持ちになっている。

 

なぜいつもドキドキするのか。
毎回、話が違うからである。

 

誤解を恐れず言うならば、
私は二度と、同じ話をしたことはない。
連続してあるセミナーでも、
同じテーマのセミナーでも、講演でも、
毎日、一回一回、必ず話がかなり違う。

 

お話しする要点と考え方の軸はまったく動くことはなく変わらないが、
表現の仕方は毎回変わるということだ。

 

今回のセミナーでは必ずお見せしているTVCMのビデオも、
最初に上映したことも何度かあったし、
途中、あるいはほとんど最後にお見せしたこともある。
快洗隊直営店の前日までの販売実績をライブでお見せしたこともあったし、
美容室と快洗隊のコラボ店のことをお話したこともあった。
その場所によって、内容も少しは変わる。
雪国でお話しする事と暖かい地域で話す内容は違うし、
ローカルでの状況と首都での状況はかなり違うので話の内容も違う。

 

しかし、お話すべき要点だけは絶対に外すことはしないので、
聞くたびに違う事実を言うような無責任な話ではないので、
それだけはお断りしておきたい。

 

毎回、話をさせていただく前に
今日は何をお話さていただくのが一番いいのか、かなり考える。

 

以前によく「私は話をする15分前に内容を考える」と言ったのは、
あれは、セミナーが始まる直前の15分ぐらいは自分で集中する時間が欲しいので、
そっとしておいて欲しいという意味で言ったこと。
正直に白状すると、実際は、前日の夜ぐらいからかなり真剣に考える。
だから毎回、話をする前には緊張もするし、ドキドキもする。

 

毎回話すことが同じだと、話している私もつまらないし、
つまらなければ、どうしても緊張感が失せる。
緊張感のない話は、多分、聞かれる人にとってもつまらないと思うので、
毎回、その日の話は考えることにしている。
私はテープレコーダーではないのだ。
(今はDVDか、ボイスレコーダーか?)

 

それに今は、キーパーPROSHOPの研修会の前にしていた私の話しを、
せっかくなので多くの方々に聞いていただきたいと思って
研修会の第一部の部分を公開する形でセミナーにしているので、
キーパーPROSHOPの人は一年に三回の研修会のたびに聞く事になる。
年三回も同じような話では、それこそつまらないので
いつも、その時その時の事象を話題にして話を組み立てる。
日程が連続していれば毎日変える。

 

話が毎日変わるのは、
ほぼ毎日このコラムを書いているのである程度は慣れている。

 

今回初めてセミナー/研修会に同行する鈴置君は、
毎回変わる私の話に、最初は面食らっていた。
同行慣れしている畠中君も、
そのうち鈴置君も、
同じ内容の話でも、いろいろな角度と話題の持って行き方によって
いろいろな話が出来るようになると、きっと研修会がもっと楽しくなるだろう。
お聞きになる皆さんもきっと楽しくなるであろう。

 

次回は来週、月曜日から金沢、広島、四国の三日連続の巡業である。
彼らがいかに仕事を楽しんでやれるか、
私は楽しみでしょうがない。
自由に話すセミナーと、決まった段取りで進める研修会とは違うかもしれないが
それはそれで何とでもなるもの。
地域と状況に合わせて話し方を工夫することができない理由にはならない。
(これは彼ら2人に対するプレッシャーである)

 

今は東京羽田から福岡へ向かう飛行機の中。
午前中本社で快洗隊店長の朝会に出席してから、一件の用件を済まし、
昼前に新幹線に乗って新横浜に行き、
川崎のある工場で新技術の開発の実験を行った。
実験の結果、効果そのものは確認できたが、まったく満足のいくレベルではなかった。
新しい技術の開発は年単位での開発になることが多い。
今までも最初からうまく行ったことは一度もない。
まだまだ始まったばかりである。これから長い時間をかけて進んでいく。

 

今日最終の福岡行きの便に乗ってこれを書き始めた。

 

東海四県でのテレビコマーシャルが始まって五日目だ。
予定の1000GRPの放映量のうち1/4が進んで、
徐々に認知が出てきたのか、このホームページに続くkeepre.jpへのアクセスが
急激に増え、7,000アクセス/日を超え始めたそうだ。
大したものである。
これから視聴が重なっていき、
認知の臨界点を超えた人が多くなっていくにつれて、
Webサイトでキーパーを調べる人がますます増えるはずだ。
そして店舗検索からの電話や来店での問い合わせが
実際に表れはじめるものと期待している。

 

テレビコマーシャルは広く浅く訴求されるものだ。
23日間の放映が続いて1,000GRPが投下され終わった時点で
50%の認知が獲得されるので、
まだ今の時点での反応の少なさに気を緩めず、
たくさんのお客様の受け入れをしっかりとやって行きたいと思う。

 

昼、新幹線から雪を被った富士山が見事に見えた。
すばらしい。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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