谷 好通コラム

2019年06月30日(日曜日)

6.30.部分的に新しくなると、古さがかえって汚く目立つ

新店の開発スピードが少し鈍ったのは、
開発の立地条件のハードルを少し上げた結果です。
物件候補の情報は相変わらずハイピッチに入って来ていますが、
前面道路の交通量や入り易さ、特に視認性の良さの条件を上げたら、
中々あてはまらなくなるものです。
しかし、ただいま交渉中の物件も、まだ、かなりありますのでお楽しみに。

 

しかし、新店の開店スピードが少し鈍っている間に、
古い店舗のリニューアルと、新しいビジュアルへの変更を進めています。
店舗によっては敷地面積が狭くて、
増えたお客様をこなしきれない繁盛店舗もありますから、
そんな場合には、LABO安城店のように近くに広い場所を見つけて、
そちらに新しい安城店を造って、そっくり引っ越す「リプレイス」もあります。
もうすぐ、名古屋市緑区のLABO鳴海店がリプレイスする事になっています。

 

あるいは土地の契約の更新の時に、
今ある店舗は、居抜きで古い店舗を改造して造っているので、
契約更新のついでに建物を新しく建て替えさせてもらう場合もあります。
LABO刈谷店がそうでした。これはいい結果を出しています。
近い時期に、もう一軒、そんな建て直しを具体的に計画しています。

 

あるいは、埼玉県のLABOさいたま店のように、
最初に造った時の設計を間違えて、
お客様に不具合を与えていたことに気が付いて、
店舗の構造に大きく手を加え、生まれ変わらせて、
生き返ったように実績が伸びているケースもあります。

 

ここまでの大きな変化をもたらす改善は、
「リニューアル」の言葉にふさわしいもので、
その効果も、掛けた投資にふさわしいプラスの結果を出してくれています。

 

そんな感じで、着々と古い店舗をリニューアルしていますが、
ガラっと建て替える必要もないが、部分的に新しくしたい店舗もあります。
LABO岡崎店がそうであって、
リニューアルというより、ちょっとした模様替えとか、
経年劣化で具合が悪くなった部分を定期修理・改装したぐらいの感じで、
それでもお客様から「おっ、きれいになったね。」の声をいただいた。

 

そんな感じで古い店舗から手を着けているのですが、
今やっているのがLABO東海店。
ここは土地が借り物で、建物も先方が昔FCとして建てたもので、
そのまま借りており、建物本体は触らずに、
後で私たちが改造した普通の物置のブースが狭すぎるので、
現在、日本国中で好評のイナバ物置製の「キーパーブース」の3連タイプを、
建てさせてもらうことにした。
ブースだけの建て替えだが、
12月には1,500万円を越す実績の店舗だから、
狭くて暗い改造ブースから、
明るくて広々としたキーパーブースへの建て替えは、
東海店念願の改造で、7月10日の完成が待ちどおしいようであった。

 

 

一級技術資格後藤スタッフ、一級技術資格百合草シニアスタッフ、北村店長松永チーフ

 

 

しかし、いくつかの手直しが出来上がったというLABO甚目寺店に行って、
深刻な問題に当たった。
ここでは、照明のLED化と、土間の修復、ブースの断熱化と、
ゲストルームの拡大とリニューアル、塀のテントを新しくした。
これくらいの工事で500万円以上もかかっているのはちょっと考え物だが、
それ以上に問題なのは、店舗が部分的に新しくなったので、
今まで通りの部分が汚くなっていると、今まで以上に薄汚れて見えて、
余計にだらしなく、みすぼらしく見えてしまっているのだ。
これは、完全に逆効果だ。
部分的に新しくしたのなら、
残した部分も大掃除してきちんと片づけないとだめだ。
部分的な改善をこれからもやるのならば、同時に大掃除するのも必須だ。
それとも中途半端な改善、改装はやめることだ。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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