谷 好通コラム

2007年12月04日(火曜日)

1791.すべての真実と解答は現場に

10月から快洗隊の直営店を運営する部署である快洗隊運営部を、
私が直轄することになっている。
9月10月の不振に重大な危機感を持ち決心したものだが、
今考えると、もっともっと早くやっておくべきであったことを反省している。

 

快洗隊の運営責任者がだめであったからという意味ではない。
実務的なことについては今でも彼らに安心して任せている。
もっと早くやるべきであったと言うのは、
私自身が快洗隊について行き詰っていた部分が、
直接関わることによって、
非常に明晰に見えてきて、その解決策が明快になってきたことである。
やっぱり、真実とあらゆる解答は現場に有ったのだ。

 

快洗隊をゼロから作り上げてきた者だけが見える解答というものもあるのかも知れない。
現在まで進化してきた快洗隊が、進化したからこそ行き詰っている部分があり、
その解答はやはり現場にしかなかったのだ。

 

 

嬉しいことに東海店が完全に復活したようだ。
10月の洗車売り上げが177万円しかなかったのに、
待合室のゴム臭さを解決した11月、290万円もの売り上げを上げさせてもらった。
12月に入っても絶好調である。
超元気印の杉浦君が店長になり、
予算に対し不屈の精神で喰らいついて、月末、見事616円オーバーでクリアした。
彼の貢献は大きい。
浜崎君というベストの相棒のことも忘れてはならない。
そして孫君たち力のあるアルバイトさんもすごかった。
しかし、
快洗隊は物売りではなく純然たるサービス業である。
お客様が、ご自分の意志で、ご自分の気に入ったサービスを買われる。
スタッフの売り込みで買うわけではない。
その洗車・コーティングなどのサービスを買うために待つ環境が、
強烈にゴム臭かったのは、致命的であったことは事実で、
それが解決されたことは大きい。

 

お客様の立場に立って、お客様のいる場所に行って、座って、
お客様の座っている同じだけの時間を座って、
お客様になりきってみたら、
はじめて、その店の持っている致命傷があっけなく見えた。

 

明日は、鳴海店が持っていた致命傷を解決するためのミーティングを鳴海店でやる。
見つけた致命傷と、その解決のための解答が見つかったのだ。
東海店のように簡潔明瞭なことではない。
解決のためにはたくさんの人の能力と協力が必要で、
機械課、看板屋さん、企画課、店舗責任者、部長を集めて、
一挙に解決に向けての行動を進めることにした。

 

面白い。
現場は面白い。
打つ手がうまくハマッテ、
みんなの力が集中すると、お客様が面白いように反応してくれる。
喜んで反応してくれるのだ。
これぞ現場の醍醐味である。
スタッフのみんなと直接、共感を持って考えられることが嬉しい。

 

快洗隊の持っているコンセプトが本領を発揮するのは、これからである。
面白くなりますよ。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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