谷 好通コラム

2007年10月20日(土曜日)

1757.年末の三つの意味と富士山

仙台のホテルの朝、今年の春以来、初めて暖房を入れた。
そして、仙台から中部空港に飛ぶ飛行機からは、
夏以来、初めて雪を被った富士山が見えた。
いよいよ秋が真っ最中、そして冬が来るのだ。

 

第二回目のキーパープロショップミーティングでも
12月の洗車をどうするのかの話題が出て、
10月15日号のkeeperタイムスでも、年末の商戦について特集を組んだ。
年末は日本国中の洗車に関わる商売がピークを迎える。

 

年末は、洗車ビジネスにとって三つの意味を持つ。

 

一つは、年末は年に一番の掻き入れ時であって、
ここでどれくらい稼げるかで一年の収支に大きな影響がある。
予約体制はどうするのか。
12月25日以降のラッシュまでに、
どのようにコーティングなど時間のかかる仕事を積み上げておくか。
そのための販売促進策はどのようにするか。
大晦日前のピークにはスタッフをどのように揃えるか。
考えるべきこと、用意しておくべきことがたくさんあって、
10月の半ば過ぎの今頃からもう準備にかからないと、収穫の年末を逃すことになる。

 

二つ目の意味は、来年のお客様を確保することだ。
年末には、いつもは来ないお客様がたくさん来店される。
普段はどうやったらお客様にたくさん来ていただけるのかと悩み、
色々苦労するのだが
年末は、こちらが「もう勘弁して」というほど、
たくさんのお客様がやってきて、新規のお客様も多い。
こういう時こそ、来年のためにもたくさんの新しいお客様に、
自分の店舗を知ってもらい、自慢の洗車メニューと、品質の高さを知ってもらうチャンスだ。
だから、いくら忙しい時でも決して手を抜いてはいけない。
忙しいからこそ、
新しいお客様がたくさん来ていただける時だからこそ、
決して手を抜かず、自分の店舗の洗車商品の良さを知ってもらうべきなのだ。
忙しい時にそれが出来るかどうかが、
それ以降の繁盛店と暇な店の境目なのだと思う。

 

三つ目の年末の意味は、
いつものお客様に対して感謝を込める時でもある。
今年一年、私たちの洗車を愛し、
私たちを支えてくれたお客様に感謝の意味を込めて、
今年最高のキレイをプレゼントする。
だから、いくら忙しくても、決して手を抜かず、
今年最高のキレイをプレゼントしなければならない。
そして、一年のご愛顧に感謝を込めて、心から「ありがとうございました。」の挨拶を。
きっとお客様からも、
今年一年のキレイに感謝を込めて「ありがとう。」の言葉がいただけるに違いない。

 

そんなことを思って、年末のことを考えたい。
心を込めて得たCSによって、我らがESを実現したいものだ。

 

仙台から飛び立ってしばらく、この海岸は茨城だろうか。

 

 

もうしばらく飛ぶと、関東平野の北端から広大な平野が広がっている。
この向こうに日本が凝縮した東京がある。

 

 

飛び立ってから30分も経つと、
いよいよ富士山が見える。
甲府の上空、北から見る富士山だ。
ほのかに雪がかかっているのが、もうすぐ冬を思わせてくれて感動的だった。

 

 

富士山だけかと思ったら、
たぶん黒姫山系だろうか、雪で山頂付近が白くなっていた。
山はきっと紅葉真っ盛りなのだろう。

 

 

今日は仙台から帰ったあと、
午後から神垣さんが主催するSSネットのオフミに参加した。

 

知っている人もいっぱいいて、
それ以上に私を知っている人がいっぱいいて、それは緊張ではあったが、
前を見ている人ばかりの集まりに、楽しくって腹の底から面白かった。

 

やっぱりいい富士山が見られたあとには、
最高の時間が来るのだ。
やっぱり。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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