谷 好通コラム

2007年08月03日(金曜日)

1694.本当に勝ちたいのだ

今日の午前中、富士はかなりの雨、

 

午前中の一本目を走ろうかどうか迷ったが、
結局走らなかった。

 

雨のコンディションで走ると、ドライで走った時の感覚がおかしくなって、
しばらく元に戻らなくなった経験が昔あったからだ。
天気予報では、午後も雨の確率が高かったが、
ひょっとして、ドライになったら、それで2本走れるので、
あえて、午前は走らなかった。

 

そのひょっとしたらと思ったことが図に当たって、
午後からは見事に雨があがり、完全なドライコンディションになったのは、
今回、私にはラッキーが伴っているのかもしれない。

 

一本目はダメだった。
今年のGTIカップ第一戦のFISCOでのタイムとなんら変わっていない。
あれから色々と改善したはずなのだが、
練習タイムとしては、一戦のときと同じように2分14秒台が続く。
その気になって攻めても、まったくタイムが上がらないどころか、
かえって遅くなってしまう始末。

 

「今度こそ」と思う気持ちが先走ってしまい、
それが裏目に出ているようだ。
そんな時、田ケ原さんからアドバイスを受けた。
「無理してブレーキをがんばって、タイヤをつぶしているのではないか。
つぶれたタイヤでは、どうがんばっても速いコーナリングは出来ない。
無理してブレーキをがんばらずに、早く車の向きを変えて、
アクセルを早く全開にすることを考えたほうが、結果的にタイムが上がるはずですよ。
タイヤをつぶさないことです。」

 

身振り手振りで一生懸命教えてくれた。

 

2本目、
このセッションは、遅いビッツや、速いS耐出場車と一緒だ。
台数も恐ろしく多い。
抜いたり、抜かれたりで、なかなかクリアラップが取れなかったが、
4周目、たまたま取れたクリアラップで、
12秒台が出た。
そのあとも何台かに抜かれたり、抜いたりもしたが、
13秒台が普通に出せた。
もう限界を迎えつつある古タイヤでだ。

 

前回のFISCO戦では、
練習で14秒台、新品タイヤの予選では13秒台であったことを考えると、
今度の、明日の予選では11秒台、うまくいけば10秒台が出ることになる。

 

ブレーキでがんばり過ぎずに、
タイヤをつぶさないように、スムーズにコーナーを回ること。
特にストレートに立ち上がる最終コーナーは、スムーズにスムーズにと、
心がけて走ったら、想像以上にいいタイムが出た。

 

明日の予選、
どこまで行けるか、
「今度こそ、今度こそ、本当に勝ちたい。」

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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