谷 好通コラム

2007年07月22日(日曜日)

1683.今度こそ今度・・1

木曜日一日仕事をしたあと、夜、宇都宮に入って、
レースでいつもお世話になっている小林君と畠中君と合流した。
次の日“もてぎサーキット”に行くためだ。
私が参戦しているゴルフGTIカップシリーズ第三戦が、“もてぎ”である。

 

第一戦、二戦と惨敗していたので、
今回のもてぎ戦には並々ならぬ決意で来ている。

 

金曜日の練習日、
レースパートナーになってもらっている浜崎大選手に色々とアドバイスをもらった。
小さいコーナーでも2速まで落さない。
ゴルフGTIのギヤ比だと、
2速で回っても立ち上がりですぐに3速に上げなくてはならないので、
3速のままでコーナーを回ってしまった方が、
シフトアップのタイムロスを考えると速いというのだ。
もてぎのコースには鋭角に曲がるコーナーが3つある。
ヘアピンも一つある。
そのどれもを3速で入って、そのまま立ち上がった方が絶対に速いという。

 

今までのようにDSGのSモードで走ると、
その4箇所では必ず2速まで落ちて、立ち上がるとすぐに3速にシフトアップする。
6,000~7,000回転の間にトルクがあまり無い上に、
立ち上がり際のハーフスロットル時のシフトアップはタイムラグを感じ、
無駄であるようには思っていた。
コーナーはすべて3速、
3本あるストレート部分では4速のレッドゾーンぎりぎりで190km/hが最高。
つまり、ゴーアンドストップの連続であるもてぎでは、
何と3速と4速しか使わないというのだ。
これならSモードでなくとも、私でもマニュアルモードで走れる。

 

しかも、ブレーキングを奥まで頑張らずに、
十分に減速した上で、するりと回って、
車の向きが十分に変わってからアクセルを開けていく。
頑張ってゴリゴリゴリっと回るのではなく、ひら~~っと回るのだそうだ。
非常にフロントが重いゴルフGTIには、そんな回り方の方が合っているのだそうだ。

 

「ゴルフは頑張っちゃ、余計に遅くなってしまう車。」ということ。

 

去年もゴルフGTIカップでもてぎを走った。
その時の予選タイムが2分31.5秒。
そして、今年の練習では3速と4速だけで、2分28秒1まで出せた。
さすがにゴルフGTIのスペシャリストである浜崎さんのアドバイス。
なんと3秒以上の短縮である。
たかが3秒かもしれないが、
一つのサーキットで3秒はものすごく違うのである。
去年の記録を見ても、このタイムならかなり前のほうに行けるタイムなのだ。
クラブマンクラスで言えば、かなりトップに近い。
思わずにんまりとするへなちょこレーサーの私であった。

 

そんなわけで金曜日の練習日は、ご機嫌であった。

 

プロカメラマン中村さんが撮ってくれた写真も、
そんな元気の良さが現れている。

 

 

もう何度もほとんど同じメンバーで闘ってきたGTIカップ。
今回は14台の参加である。

 

 

私の「?25、キーパー☆快洗隊GTI」(レースでの正式名)も、
キーパーコーティングをかけてもらって、ピカピカである。

 

 

しかし帰り際、にわかに空が曇ってきて、
明日の天気予報は“雨80%”

 

 

その日は「水戸」市内のホテルに泊まった。
この日のタイムが良かったので前祝いの酒。
今までも、前祝いの酒でろくなことは無かったのだが・・・
とりあえず我慢が出来ないおバカさん達であったのでした。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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