谷 好通コラム

2007年03月06日(火曜日)

1593.長野で理解できた

今日は長野。

 

新春セミナーの延長戦のような形で、
3月6日と7日、
2回の洗車セミナーを長野と松本でやらせてもらうことになっていた。
今日はその初日で長野市に行った。

 

名古屋で見た天気予報では、
長野地方は今日一日「曇り時々雪」であったので、
わざわざ4WDの車に乗って長野に来たのだが、
長野は“雪”どころか、完全な大晴天。
名古屋よりも温度が高いまではと思うほど暖かかった。

 

長野への道中。
中央高速を上って「飯田」を過ぎてしばらく走ると、
左側に「駒ケ岳」が見える。
3,000m級の山で普段は雲に隠れている事が多く、
滅多に見る事が出来ないと、長野に通う内のスタッフは言うのだが、
不思議と私は、このあたりを通るたびに駒ケ岳をいつも見る事が出来るのだ。
私は何か、この山と縁が深いのかもしれない。

 

駒ケ岳サービスエリアから
山頂近くは雪で真っ白である。

 

 

伊奈で中央道から長野道に分岐して、
松本、塩尻を経由して長野に近づくところ
「姨捨SA」という穏やかならぬ名前のサービスエリアから長野市が一望できる。

 

 

長野でのセミナーは県石商主催のセミナーで、
約30名の方が集まっていただいた。
が、しかし、その中には、
2月の愛知の我が本社で開いた新春セミナーにも来ていただいた方が
たくさん含まれていて、
私は、大きなプレッシャーを感じたのである。
「この間、聞いた話と同じか」と思われたくないのである。

 

セミナーでの話という性格上、
今回の話も、一ヵ月前の話と同じで全く構わないと思うのであるが、
同じ方向の話であっても、
同じ話し方をしないで「今日はまた面白かった」と思ってもらいたいという
変なサービス精神というか、
変な意味でのバカな芸人根性みたいなものが働いてしまうのである。

 

それで最初からつい、
ひねった話題から入ってしまい、
途中で収拾が付かなくなりそうになりながらも
かろうじて落ち着くところへ話が落ち着いて、
何とか、今年第10回目のセミナーを終える事が出来た。

 

みんなは、「面白かった。」と言ってくれたのだが、
私自身は、内心、ヒヤヒヤものであったのである。
どうだったでしょうか?高見沢の皆さん。

 

一仕事終えて、長野市から松本市へ移動。
空は暗くなってきて、雪を被った山がきれいに赤く見えた。

 

 

松本市のホテルに入ってから、
今回お世話になった下畑さんに面白い店に食事に連れて行ってもらった。
松本市内からちょっとだけ外れた店で、
住宅街と畑が混在する場所に全く目立たなく存在している。
店の名前は明かせない。

 

 

一流の料亭でも出ないような新鮮な材料が、
たっぷりと、しかも信じられないような値段で出される。
私は全国で、地元の人が教えてくれたとびきりの店で、
安くて美味しい物をいっぱい食べて来た。
その私が、この店は、質、量共に最高で、
しかもとんでもなく安い特別な店であると、声を大にして断言する。
口コミだけで集まった客は、
余りたくさんの人に知られると、店が混雑しすぎて困るので、
下畑さんいわく「店の名前は出さないで。」となるのである。

 

本日セミナーに同行した石川所長と、お世話になった下畑さん。

 

 

この店の驚きは、料理だけではない。
店のスタッフの雰囲気がものすごくいいのである。
その接客は「マニュアル」ではなく、
上質な「しつけ」と「気配り」で作り上げられているようだ。
そして、スタッフすべてが仕事自体を楽しんでいることが、
傍目から観てよく分かる。
お客様に対する気配りとスタッフ同士の話が同じ次元で、
まるで家の客を迎えたようで実に品よく、暖かいのだ。

 

それを観ていて、
私はふっと、グリットのあの在り方の意味が解ったような気がした。
長い間理解できなかったあの在り方の意味が解ったような気がした。

 

 

ここでは、“本物のシシャモ”があった。
私は、昔あったある事件から(事件と言っても大したことではない)、
シシャモだけは一生食べないと思っていたが、
2年ほど前、酒井さんに連れて行ってもらった名古屋の店で、
“本物のシシャモ”を教えてもらってから、
実は、シシャモが大好物の一つになっているのだ。
ただし、“本物のシシャモ”だけだが。

 

 

スーパーに売っていたり、街の居酒屋で出るシシャモは、
「キュウリウオ」という形が似ているだけの全く別物の魚なのだ。

 

本物といえば、
やっと快洗Wingの「屋根」が出来上がった。
私はまだ実物を見ていないが、
送られてきた写真で見る限り、なかなかイイ出来のようである。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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