谷 好通コラム

2007年02月03日(土曜日)

1566.日帰り四国セミナ-

現在、新車が販売される時、
ディーラーさんによっては50%以上の車に、ボディコーティングを施工している。
そして、そのコーティングがされた車には、
WAX不要として、水洗い洗車のみが許され、
私たちが提供するKeePreコーティングなどは提供できなくなる。
(KeePreコーティングを施工しても全く構わないのたが、してはいけない事になっている)

 

これは、我々やガソリンスタンド(SS)さんにとって大きな脅威であって、
洗車事業にとって今後の死活問題でもある。

 

だから、
しっかりとした技術と設備を持って、
先手を制し、お客様の車に上質なボディコーティングを提供しましょう。
と、訴えている。
事は想像以上に深刻なのである。

 

今の時代、カーディーラーさんも、ドライブショップさんも、SSさんも、
車を売っていればいい、物を売っていればいい、燃料を売っていればいい、
そんな姿勢では全く通用しなくなってきていて、
どんな業種でも、
その業種が専門としているビジネスだけではとても食えなくなってきているので、
以前ならば、他の業種の店舗が売っていたものでも何でも
手掛けなくてはならなくなっている。

 

カーディーラーさんは、
新車を売る時に車検をセット販売するのが当たり前になってきて、
SSさんなどに取られてきた車検を取り返しにかかっている。
ボディーコーティングも、
重要な収益源になりつつある。
開拓したボディーコーティングのマーケットを、
おいそれとは他の業界に引き渡すことはしないだろう。

 

ドライブショップさんも、物販だけでは、
自動車メーカーさんの純正攻撃に太刀打ちできなくなっていて、
サービス部門の商品開拓に真剣に取り掛かっている。

 

SSさんにおいては、
ローコスト戦略に徹するか、
圧倒的な集客力を利して、
付加価値販売戦略を真剣に進めていくかの選択を
それぞれの店舗において迫られている。
そんな状況の中で、
付加価値戦略を取った場合、
その一つ一つの商品について、
洗車、コーティングにおいても
本職としての本物であることが求められるのは当然であろう。

 

やるならば、本気でやらなければ今の厳しい時代には全く通用しない。
何かを優先する中で、“ついでに”やっていては、消費者の誰からも相手にされない。
ボディーコーティングは
カーアフターマーケットの中でも大きなマーケットである。
ボディーコーティングだけでも数百億円規模であり、
そのあとのフォローや、日常の中で繰り返される商品として考えるならば、
数千億円を越える規模のマーケットである可能性もある。
本気でやれば、必ず大きな仕事になる。

 

カーディーラーも、ドライブショップも、みんな本気でかかってくるのだから、
こちらも相当に本気でかからなくては勝てる算段は立たない。

 

このマーケットを、ついで仕事で獲得しようと思っても実現は不可能である。
それなりに投資も必要であるだろうし、
何よりも今よりも数段高い技術力を身に付ける真剣さが
条件なのではないだろうか。

 

SSさんがこのマーケットを獲得するチャンスを最も多く持っているのは事実である。
なぜならば、その圧倒的な集客力は絶対的であり、
車検ステッカーを見るチャンスも一番多く、新車の話に出会う最も速い立場にある。
お客様に話しかけるチャンスも一番たくさん持っている。

 

カーディーラーさんの顧客丸抱え作戦によって、
あらゆるアフターマーケットが標的になっている今、
指をくわえて、されるがままになることは絶対に避けたい。
SSさんは自分が持っている優位性をもっともっと自覚して、
もっと自信を持って、
この巨大なマーケットを手にしていって欲しい。
カーディーラーさんの信用に匹敵するだけの信用を、
自分たちも持っていることを自覚してもらいたい。
そんなことを、今日の四国セミナーでは強調した。

 

本来のアイ・タック技研が企画した8回のセミナーは、これで全部終わった。
(このあと、特別に依頼されたセミナーが1回か3回が残っている。)
いずれのセミナーも全力で話をさせていただいた。
今回は話をさせていただく内容が多かったので三時間のセミナーであったが、
これが、なかなか体力的に大変であって、
これからは、歳を考えて、もっと短くしないと続かないことを思い知った。

 

朝、四国セミナーの為に名古屋駅から新幹線で岡山に向かう。
大垣を越えたぐらいから、
つまり、濃尾平野の端まで来たら、
田んぼにうっすらと雪がかぶっていた。

 

 

そして山部に入ったら、あたり一面雪景色。

 

 

それでも空は青く、晴れていたが、

 

 

関が原に近づいた付近から、空に雪雲が現れ、

 

 

向こうの方には明らかに雪が降っているのが分かる。

 

 

ほんの5分ほどであったが、その間だけ吹雪となる。

 

 

関が原付近はいつもこうだ。
このあたりだけ、突然雪国となる。
日本海側の雲と空気がこの細い部分から流れ込んでくるのだ。

 

そのあとは、何もなかったように晴れる。
なんとも不思議な世界である。

 

 

岡山で新幹線を降りて、在来線(予讃線?)に乗り換え、
瀬戸大橋を渡り、目的地の「伊予三島」にひた走る。
よく晴れていたのに、伊予三島近くになったら突然雪が降ってきてびっくり。

 

 

今日の四国セミナーには、55名の方が参加してくれた。
高知からは「新洗組」軍団が大挙して来てくれる。
四国は、私は大好きだ。

 

広島営業所はたった三名で、広島セミナーと四国セミナーを担当。
よくやってくれた。

 

※写真は、広島セミナーのあとでみんなでご飯を食べた時のもの。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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