谷 好通コラム

2007年01月16日(火曜日)

1554.観覧車が嫌いな人

今日は全国一巡の新春セミナーの第一回目、大阪でのセミナーの日、

 

会場に到着したのは午前10時半過ぎであった。
会場に着いてからいくつか設営を手直しして、
落ち着いた時点で早めの昼食を取り、お客様の来場を待つ。

 

このセミナーの会場は大阪駅のすぐとなりの大きなビルの中、
タバコを吸える所がエレベーターホールの横にあって、外がよく見える。
そこから見えたのは「真っ赤な観覧車」、
今日の会場は26階でものすごく高いのだが、
観覧車のてっぺんが私たちの目線にかなり近い。
かなり大きな大観覧車だ。

 

私は観覧車が苦手である。
元々高所恐怖症なので、
怖い高い所にわざわざお金を払って登っていくなんて、とんでもない。
タダでもイヤだ。
ましてやジェットコースターなんて、
あんなものに乗る人の気が知れない。

 

いいとか悪いとかの問題ではなく、
恐怖感というものは理屈抜きであって、
私は高い所に宙ぶらりんになったりするのがすごく怖くて、
本当に大嫌いなのである。

 

自分が乗っているわけでもないのに、
この観覧車を見ているだけで足がすくんできた。

 

 

大観覧車に乗っても平気な人とか、ジェットコースターが大好きな人からすれば、
私のような者を理解できないことであろうし、
ただの臆病者に思えるかもしれない。
人それぞれに得手不得手があるように、
感情とは理屈を越えているものなのであろう。

 

今日のセミナーでは、
車をきれいにする事に対する感性が、
人によって大きく幅があることを、最初に力説をした。
その言い方がちょっと過激であったかもしれない。
また、CSとESが一体のものであることを強調するが為に、
多くの人が現在行なっていることを否定するような比喩が強すぎたかもしれない。
あるいは不適切であったかもしれない。

 

今回のように、連続するセミナーを行う時の一回目のセミナーでは、
よほど考え抜いても「ああすれば良かった。」「こうすれば良かった。」と、
反省ばかりが残ってしまう。

 

約70名集まっていただいた参加者からのアンケートで
大多数の方からは「良かった」という評価をいただいたが、
中にお一人から厳しい評価も頂戴した。

 

私は自分の考えをよく伝えたいと思った時に、
つい過激な表現をしてしまう時がある。
きっとそんな部分に、感情として許せないものを感じた方がいたのではないか。
会の進行も必ずしもスムーズではなかった。
打ち合わせが足りなかったということだろう。
何でも物事を進めるには、準備をしすぎることはない。

 

たくさんの人がそれぞれの貴重な時間を割いて参加していただいたのだから、
すべての人に役に立てるようなセミナーにしたいと強く思っている。

 

明日は事務所で夜遅くまで仕事をして、
明後日は朝一番の新幹線で広島のセミナーに行く。
今度は是非、第一回目の反省を活かしたセミナーにしたい。
あと7回、ほぼ一日おきの全国セミナーを、
最後まで集中力を失わず成功させたい。
いつものことではあるが、第一回目は本当に反省が多い。

 

※セミナーが始まる前、スタッフが準備を一生懸命やってくれる。

 

 

そして、セミナーのすべてが終わって、
皆さんが帰る頃、ほんの少しではあるが緊張がフッと抜ける。

 

 

会が終わったのは午後4時過ぎ、
後片付けを終わって、今回の反省会を30階の喫茶店で行った。
反省会が終わるころには、もう、外が暗くなりかけていた。

 

お昼に見て足がすくんだ大観覧車にもデコレーションの灯がともって、
きれいだった。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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