谷 好通コラム

2006年10月09日(月曜日)

1490.KeePre自分の確認 続きの?

16.会社の近くの2軒のラーメン屋

 

新しいアイ・タック技研の会社の近くにラーメン屋が2軒ある。
一軒のラーメン屋、博多ラーメンの店には行列が出来ている光景をよく見る。
特に店舗の立地が良いわけでもなく、
周りにたくさんの人が住んでいたり働いていたりするわけでもないのに、
そのラーメン屋の店の前には、昼どきには必ず行列が出来る。
「うまいから」である。
いつ行っても行列に並んで待たなくてはならないので、
並ぶのが嫌いな私は、このラーメン屋に行ったことが無いが、
行ったことのある畠中君は、
「中々うまかったですよ。
下関出身で、とんこつラーメンを食べ慣れている僕がうまいと思いました。」
と言っていた。

 

もう一軒のラーメン屋は台湾ラーメン。
いつ行ってもガラガラだ。
空いているので、一度だけ行った事があるが、
はっきり言ってまずい。
私はうまいものを食べると、すぐにこのコラムに書くので、
うまいものばかり食べているように思われているが、決してそんな事はない。
食い意地が人一倍張っている私は、たいてい何を食べても美味しく食べてしまう。
そんな私が珍しく“まずいっ”と思って、ラーメンを残してしまったのだ。
おまけに、テーブルが油でベタベタしていて気持ち悪い。

 

ほんの100mくらいしか離れていない2軒のラーメン屋。
片方は「うまい」と思った客が繰り返し来て、いつも行列が出来ていて大繁盛。
かたや「まずい」と思った客が二度と来ず、
ほとんど客が入らず閑古鳥がずっと鳴いている。

 

立地は全く同じであるのにだ。
その違いは、“うまい”か“まずくて気持ち悪い”の違いだけ。

 

 

17. 正しい施工が、成功の絶対条件。

 

店の繁盛はリピート客がいかに多いかどうかにかかっている。
KeePreを施工してもらったお客さまが、
きちんとした施工でキレイになった車を見て、
「うわ~キレイになった。すごい!」と思ってくれれば、
「また来よう。」となりリピート客になるが、
いい加減な施工で、ちっともきれいにならなかった自分の車を見て、
「なんだ、大してキレイになってないや。これなら自分で磨いた方がキレイだな。」
と思えば、二度とその店でキーパーを買うことはない。
2軒のラーメン屋と同じことである。

 

「一度キーパーをやってくれたお客様が、なかなか次をやってくれないんだけど、
何とか、リピートさせる良い方法は無いでしょうかね。」
と言われることがあるが、
「一台一台にKeePreをキレイに施工することしかありません。」と答える。
KeePreファイナル1を車に塗ることがKeePreでなく、
正しい方法で、正しくKeePreを施工し、車をキレイにすることがKeePreなのである。

 

車をきちんとキレイにすることが、成功の絶対条件であり、
お客様のクルマをきちんとキレイにすれば、ほぼ成功したのも同然なのだ。
洗車屋快洗隊において、
毎月何百台ものKeePreが施工されている。
KeePreコーティングには、それだけの力が有ると断言できる。
それだけリピートして買っていただけるキレイさをKeePreが実現している証拠だ。

 

18.日本国中のお客様に正しいキーパーを楽しんでいただきたい。
安心してキーパーを買っていただきたい。

 

すでに前からKeePreを買っていただいていたお客様から
「会社の都合で転勤したので、
新しい住処の近くの施工店でまたKeePreをやってもらったのだが、
以前やってもらっていたKeePreとは違って、
拭き残しがあったり、水垢が残っていたりしてクルマが全然キレイになっていない。
KeePreってそんなものだったんですか。」
というような苦情をもらうことがある。

 

KeePreも発売してからすでに15年近く経っていて、
施工店スタッフの技量に差がついてきたことは認めざるを得ない。
毎年1万人に及ぶ研修スクールを繰り返してきたとしても、
目まぐるしくスタッフが変わる施工店において、
正しいKeePre施工技術を身に付けたスタッフがいなくなってしまうこともあり得る。
いい加減な施工で一度信用を失うと、それを取り戻すことは至難の業であり、
きちんとキレイにキーパーを施工している施工店の信用までをも失う事になる。

 

なんとか、いい加減なキーパーを撲滅したい。
全国のお客様に安心してキーパーを受けていただきたい。
そう痛切に考えるに至った。

 

19.しかも新車コーティングの包囲網に対向し、
もっと高度な技術を要する超長寿命コーティングを身につける必要まで出てきた。

 

ディーラーによる新車コーティングが実施率50%を越えるに至り、
KeePre施工店は、新車に施工して長い期間コーティング効果があるような
例えばアクアKeePreのような、
例えばダイヤモンドキーパーのような、
通常のKeePre以上の技術を必要とする商品まで身に着ける必要が出てきている。
技術的には容易なKeePreコーティングすら満足に施工できていないことが、
少数であれ、存在している現実に手をこまねいている訳にはいかなくなっている。

 

20.「KeePre施工技術認定者制度」スタート。

 

もう一度やり直す事にした。
一人一人のKeePre施工スタッフについて、
その技術と知識を確認しながら、「施工技術認定」をする事にしたのだ。
そして、全国8箇所に本格的なトレーニングセンターを構築して、
系統だったKeePre技術を伝達する研修を本格的に始める。
それがKeePreコーティングという独自のカーケアシステムを世に出した
メーカーとしての責任であると覚悟を決めたのである。

 

全国の施工店さんに、本当にキレイになるKeePreで成功していただくために。
そして、全国のKeePreユーザーに安心してキーパーを買っていただくために。

 

21.信頼できるKeePreコーティングを施工する
「KeePre施工技術認定“オペレーター”(仮称)」

 

まず、KeePreの優れた使い手である「KeePre施工技術認定オペレーター」

 

KeePreコーティングの仕組みを理解し、
その道具であるファイナル1、ベースアップ2、爆白、
鉄粉取りに使うピュアアップ4、トラップ粘土、アイアンイーターを理解し、
実際のクルマによって、その使用方法を実践できること。
つまり、
あらゆる塗装に対して、キーパーを正しく施工し、
本当にクルマをキレイに出来る知識と技術を身に着けている。

 

また、ホィールクリーニング、ウィンドウの撥水加工。
コーティングを傷つけない虫取り。
シートクリーニング。
などなど、クルマに関わる細かいクリーニング作業を身につけている人。

 

認定は、
丸1日の研修をトレーニングセンターで受けるか、
すでに十分な経験を持ち、正しい技術を持ってキーパーを実践している方には、
認定のために作業の実践を実際に見せていただくことによって、
全国にいる数多くの技術者を認定していく。
認定のための「研修」は最低限の有料になってしまうが、
認定そのものは無料としたいと考えている。

 

認定の証に、「クリスタル製の認定証」と「認定登録カード」を発行する。

 

 

22.クリスタルKeePre、アクアKeePre又はダイヤモンドKeePreまで施工出来、
独自の接客とマネジメントを身につけた「KeePre施工技術認定“マイスター”(仮称)」

 

「KeePre施工技術認定“マイスター”」とは、
「KeePre施工技術認定オペレーター」が持っている能力をすべて持ち、
ディーラーの新車コーティング攻勢に対抗すべく
アクアKeePre又はダイヤモンドKeePreの知識と施工技術を身につけている人。
加えて、快洗隊で開発されたメニューボードを使った店内受注など、
SSにおいて実践できる接客方法とマネジメントを理解し実践できる人。

 

認定は、
2泊3日の特別な研修を受けていただくか、
すでにKeePreコーティング、アクアKeePre又はダイヤモンドKeePreなどを導入し
実践している場合は、
作業を見せていただき、その品質を確認の上、
洗車を待つお客様のための店作り、作業環境作り、
メニューブックによる接客などを導入していただくことによって
認定をしたい。

 

マイスターのための研修は、
双方共に大きな労力と時間を要するため、相応の料金をいただく事になるが、
極力負担の少ないものにしたい。

 

認定の証に、「クリスタル製の認定証」と「認定登録カード」を発行する。

 

 

23.同時に「KeePreプロショップ」のパイロットショップスタート。

 

この「KeePre施工技術認定オペレーター」
または「KeePre施工技術認定マイスター」を擁する店舗を、
「KeePreプロショップ」として認定する。
その繊細については、長い時間をかけて検討し、その造り込みを進めている。
その全容が、多分11月初旬に発行されるKeePreタイムスに掲載されるはずだ。

 

それに先立って、
全国に約20軒のKeePreプロショップのパイロットショップが始まる。

 

 

 

今日も、もう何十回目かの検討会が開かれた。

 

 

午後からのKeePreプロショップ検討会の前、
午前中に、事務所内の引越しが行なわれた。

 

広々とした事務所に、間延びしたようにゆったりと配置された机などは、
最初はその余裕を楽しむこともあったが、
間延びした配置の雰囲気が、
どうも緊張感を持った仕事をすることに障害になっているような気がして、
事務所の面積を間仕切りと書類棚でわざわざ狭くして、
ギッシリと机を集めてしまったのだ。

 

ゆったりはこの会社に似合わないのだ。

 

引越し前のゆったりした配置

 

 

わざわざ面積を狭くして、
ギッシリと机を詰め込んだ新しい事務所の配置。

 

 

これだけの余分な面積を、仕切って作り出した。
この空間を何に使うか。
卓球台でも置くかな。

 

 

みんな、
こんなにまでして緊張感を持って仕事をしようとしている。

 

そんな緊張感に対して、
癒してくれるのが、こんな美しい動物たちである。
生きているものは、どうしてこんなにまで美しいのか。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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