谷 好通コラム

2019年01月13日(日曜日)

1.13.クィーンのボヘミアンラプソディに感動した。

年末からお正月にかけては新年の仕事の計画などを考えます。
遅すぎるかもしれないが、これが長年の習慣です。
年末の忙しい店舗をぐるっと回り、
みんなといっぱい会って、みんなと一体の気持ちになって、
新しい年の一年間に出来ることと、すべきことを集中して考えます。
だから、お正月の頭の中は
普段よりも仕事の事でいっぱいになっており、構想ではちきれそうになります。
昔はこんな風ではなかったのですが、いつからかこうなりました。
お正月らしいのはおせち料理を食べ、初詣に行くことだけ。

 

年末が明けてすぐのお正月を”第一”お正月とすると、
成人の日がらみの1月半ばの連休は、
第二お正月みたいなもので、
仕事のことも考えずに家族と映画を見に行ったり、ダラダラとテレビを見たり。
今年は、映画はクィーンの「ボヘミアン ラプソディ」を観てきました。
クィーンは我が青春の頃のスーパースターで、
今の人でも知っている曲がいくつもある。
この映画は、クィーンの伝記的映画であって
昔のフィルムを繋いで一つのドキュメンタリーにしてあるのかと思ったら、
とんでもない。
もう一つのクィーンが、この世に舞い降りてきて、
クィーンを再現したような映画で、
主役のフレディ・マーキュリー役は何とまるでインド系のラミ・マレックだが、
ラストのライブエイドでは映画の彼の方がよりフレディ・マーキュリーであり、
スクリーンに引きつけられて、みんな感動して泣いた。
私も映画ではよく涙が出る方だが、もちろん泣けた。

 

明らかに違うフレディ・マーキュリーであり、
最初から違和感があったのに、
いつの間にか
本物のクィーンよりもっとクィーンな映画のクィーンに夢中になって、
本気で感動した。本気で感動して涙した。
ひょっとしたら、私は、
フレディ・マーキュリーよりラミ・マレックファンになったかもしれない。
あれは”嘘”ではなく、
クィーンをもっと感動的に演出したバーチャルな、
でも本物よりも、もっとクィーンと思えるクィーンなのだ。

 

この心理はすごい、と同時に、怖いなとも思った。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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