谷 好通コラム

2005年06月08日(水曜日)

1187.忘れっぽくなった

物忘れがますますひどくなってきた。
活動範囲が広くなってきて、頭に入れておかなければならない事が増えてきたから、
頭の許容量が一杯になってきたのか、よく分からないが、
とにかく、物覚えが悪くなってきたことは事実だ。

 

忘れ物もますます多くなったが、
特に、“ひらめいた事”を後で思い出そうとしても、最近は、どうしても出てこない。

 

大体、物事をすっきりと解決するようなグットアイデアは、
“ひらめき”という形で得られるもので、
熟考の末に、切れ味のよい考えに至るという事はあまりない。
たいていの場合、“思いつき”に近い意味での“ひらめき”が、物事を進めている。

 

そんな“ひらめき”は、突然やってくる。
普通の考えとは、物事を順番に整理して考えていくのだが、
ひらめきとは、
たくさんのバラバラの要素が、突然つながって、
一つずつ別々に考えていたのでは絶対に考え付かないような方法が、
異次元的にフッと浮かぶものだ。

 

だから、突然、そんなひらめきが現れた時には、
すぐに関わりのある誰かに電話で知らせるなり、手配を依頼してしまうなり、
すぐに行動してしまわないと、
忘れてしまう。

 

頭の中に存在しているたくさんの要素は、
バラバラに存在しているので、
それが突然何かのきっかけで繋がって“ひらめいた”ものは、
あとで思い出そうと、頭の中にあるいろいろな要素から探ってみても、
突然繋がった「ひらめき」に、なかなか行き着かないのである。

 

ただでさえ、あとでは思い出しにくい「ひらめき」は、
現状を解決する特効薬であることが多く、
忘れてしまった時には、それを思い出せないことが大きな後悔となることもある。

 

何を後悔するのかというと、
ひらめいた時に、すぐに行動を起こせなかったことだ。
電話をするなり、メモを取るなりして、誰かに伝えてしまえば、
必ず消えずにどこかに残り、あとで誰かが言い出してくれるものなのだが、
ひらめいた瞬間に行動を起こせないと、
忘れてしまう確率が非常に高い。

 

誰か偉い人が本で書いていた。
「すぐに行動する人が成功する人だ。」と。

 

思いついた時、すぐに行動に移す事が、
事が成る最短距離であるということかもしれない。

 

ひらめきは、すぐに誰かに言うか、
すぐに行動に移すこと。
そうしないと、すぐに忘れてしまって、どこかに行ってしまう。
そして、二度と自分の頭には戻ってこない。

 

突然、自分の頭にやってくる“ひらめき”とは、
そういう意味では、“幸運”とか“チャンス”と同じことなのかもしれない。

 

私の幸運の素
富士山

 

 

明日は、ひさしぶりにサーキットに走りに行く。
福井に新しく出来たミニサーキットに、
仕事に行くついでにちょっとだけ走りに行くのだ。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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