谷 好通コラム

2005年03月10日(木曜日)

1133.とうとうその日が

とうとう、その日がやってきてしまった。

 

上海ワンデースクールのその日である。
2月のはじめに始まった全国縦断の9回のセミナーに続いて、
今日3月9日と10日の二日連続の
上海ワンデースクールは、
文字通り、とうとうこの日がやってきてしまったのその日である。

 

日本での九回のセミナーも全力を尽くして
自分の考えと、これからの日本の洗車の在り方を
色々な角度から提案させてもらったつもりだが、
上海でのワンデースクールについては、長い時間悩ませられることになった。

 

経済的な事情も違い、
民族的な感性も理解を超えるほど違い、
洗車事情も日本とは大きく変わる中国において、
何を話し、何を提案すれば、
中国の人のモチベーションに繋がるのか、いったい何十時間考えたであろう。
今回ばかりは、本当に悩みながら考えた。
そして前日に出した結論は、
「正論で行こう。自分たちの考えそのままを話そう。」であった。
こう書くと、なんか青春ドラマの中の1シーンのようで、こっ恥ずかしいのだが、
まるで瞳の中に炎が上がる飛馬ように、
「それでダメなら、それでいいじゃん。」なんて、つぶやきながら、
今回の上海ワンデースクールに臨んだ、

 

こういうことのある日の前日は、飲むことにしている。
飲んで、開き直ることにするのだ・・・
遅くまで飲んで、
朝起きたのは、それでも7時過ぎ、
意外と元気であった。二日酔いもない。

 

ホテルの朝食バイキングを谷常務と畠中君と食べて、
そこから、自分の部屋で集中した。
それまで色々考えたことを一挙にストーリーにするのだ。
こんな集中は久しぶりである。

 

10時過ぎに同じホテル内の事務所に出て行って、
何かをごちゃごちゃ話して、
ワンデー会場のホテルの会議室までタクシーで出かけて、
そこで昼食をとった。
その間、何か、しち面倒くさい話があったような記憶もあるが、
何の話であったのか、全く憶えていない。
多分脳みその90%で、午後1時からの話に集中が続いていたのだろう。

 

午後1時、定刻に会場に入ったのだが、
30名の出席予定の内、2名が集まっているだけであった。
中国の集合時間は実にいい加減であって、
1時の集合ならば1時半からのスタートになるのが当たり前だそうだ。

 

その1時半になっても、こんな感じ。

 

 

1時45分になったら一挙にほぼ全員が集まってきて、
上海ワンデースクールが始まった。

 

 

あとは写真をご覧いただこう。
始まってしまえば、いつものこちらのペースだ。
話の内容は、日本でのワンデーとはかなり違っているが、
ペースにおいては何ら変わるものではない。

 

 

実車を使っての、研修も、
みんなのおかげで難なく進む。
石川の洗車は、実にうまい。快洗隊刈谷店のマネージャーを務めただけある。

 

 

次に研磨とKeePre

 

 

みんな真剣そのものである。

 

やっと、この日のワンデーが終わったのは、午後五時過ぎであった。

 

後は、また飲むだけ。
中国の“昆明”から来てくれた“謝”さんと、いつもの頼さんと
ワンデーを作ってくれたスタッフたちと一緒に安い中華に行く。
ここで、52度の白酒を飲んで、
ものすごく話が盛り上がる。

 

 

結局、また、飲んだ。
明日は2回目の上海スクールだが、
まっ、何とかなる。
とりあえず、何かある日の前日は、何故か飲むことになっているのだ。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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