谷 好通コラム

2005年01月29日(土曜日)

1109.雪があるという事

札幌から羽田空港へ向かう飛行機の中。
羽田から横浜に向かう。

 

今朝まで札幌にいた。

 

今年の北海道は雪が大変多かった。
6年ぶりの大雪であるという。

 

 

今、札幌営業所を兼ねて一軒の快洗隊を立ち上げようとしている。
今ぐらいの時点で建設用地を決定しても
少なくとも4月末からの連休には間に合わない。

 

設計→建築確認→工事→オープンのスケジュールを、
全部こなすのには3ヶ月では無理。
しかし、どちらにして3月末の雪がなくなる季節までは工事にかかれないので、
今からでも、そんなに遅くはないのだ。

 

しかし、こんな雪でいっぱいになる季節が約4ヶ月も続く札幌で
一体どうやって快洗隊を成り立たせるのか、
ガソリンスタンドさんなら、
冬の間の暖かい収益源“灯油”があるので、
雪の季節に洗車の需要が減ってしまうことぐらいはしのげてしまうが、
ほぼ洗車だけでビジネスを成り立たせようとしているフル装備の快洗隊で、
どんな商品構成にすればいいのか、
あるいは、どんな商品を開発すればいいのか、
どんな設備を作ればいいのか、難問が山積である。

 

雪道では、ちょっと走っただけで
たちまちこんな風に汚れてしまう。

 

 

普通の快洗隊の洗車メニューでは、とても通用しそうにない。

 

しかし、それだからこそ、

 

この快洗隊を成功させるために、
あるいは成功させることによって、
雪国に通用する商品開発に、メニュー作りのために
開発実施試験も頻繁に出来て、
いい結果を出すことになるかもしれない。
そうすれば、
雪国で営業して見えるキーパー施工店・快洗隊FCの皆さんに
お役に立てるかもしれない。

 

その可能性のためだけでも、
この札幌の地に新しいタイプの快洗隊を立ち上げる価値がある。

 

新しい商品とは、
その必要性に直面しないと、なかなか出来ないものだから、
雪国に必要な商品は、
雪国において開発するということが必要なのだ。

 

札幌での快洗隊では、
この地でカーディテーリングをしっかり経営していらっしゃる方と、
タッグマッチを組んで造り上げることが出来そうだ。
雪国の快洗隊は、雪国に十分経験のある方との縁があって、
初めて成功するものなのかもしれない。

 

 

朝、札幌営業所の坂本所長にまたホテルまで迎えに来てもらって、
?快洗隊の畠中君と共に、その方の店に出かけた。

 

その途中、
「いっぺん雪道を運転させてください。」と、
いつも無謀なH.オサムが、雪道運転にししゃり出た。

 

坂本所長は、気軽に「いいですよ。」とH.オサムに運転を代わる。
雪道では何回も怖い目をしている私は「やめろよ。さぁ。」と言うが、
車の運転については、
一応、H.オサムは曲がりなりにも私の師匠。
仕方なく運命を託す。

 

 

こいつ、最初はまじめに両手でハンドルをしっかりと握っていたのに、
5分もすると片手でタバコを吸いながらの運転。
雪道を完全に舐めているのである。

 

 

雪国では、いろいろ難しいことはあるだろうが、
いずれにしても、やって見なければ何も解らないのだし、
やって見る事で、新しい、しかも思ってもいなかったような可能性が、
出来上がってくるに違いない。
そんな予感がする。

 

 

・・・・
何とか無事に千歳空港。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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