谷 好通コラム

2004年08月27日(金曜日)

1004.香港から中国へ

香港でのホテルは、
通常価格1泊24000円という目が飛び出るほどの超豪華ホテルで、
出来たばかりの宣伝期間ということと、
このホテルを手配していただいた銀行さんのおかけで、
1泊8000円ぐらいで泊まられた。
こんな贅沢もたまにはいいだろうと思って泊まったのだが
安宿に泊まり慣れている悲しさか、
前日ホテルに着くまでの道程の長さと、疲れでバタンと寝てしまう。
すぐ寝てしまったのでは、
超豪華ホテルであろうと安ホテルであろうと、区別がつかない。
もったいないことであった。

 

朝起きてから見た外の風景。
写真では中国の高層マンション街のように見えるのだが、
実際に見ると、ちょっと雰囲気が違うのだ。
何が違うのか分からないが何か違う。やっぱり香港であると感じるのだ。

 

 

香港では、

 

幕張のショーでお会いした用品屋さんの店に朝一番で行った。
香港の用品屋さんには、申し訳ないが、
店を見たとたんに“しまった”と思った。
どう説明していいか分からないが、
とにかく、“しまった”で、あったのだ。
立ったまま少し話をしただけで(座れなかったのだ。)
次に行くことにする。
時にはこういうこともあるのだ。

 

次は、
香港で日本企業の支援をビジネスにしている椎葉さんという方にお逢いするため、
彼の事務所に行く。
椎葉さんは、銀行の横井支店長さんからのご紹介。

 

そこは香港島にあって、海中トンネルを通らなくてはならない。
トンネルは3本あるそうだが、どこも入るときには混雑しているそうだ。

 

 

香港の椎葉さんは、長く香港で仕事をしていて、
奥さんも香港の方である。
本当の意味で香港で地に足を付けて生活をしていらっしゃる方だ。
事務所も一等地にあって40坪と立派なものである。

 

 

椎葉さんの話は大変参考になった。
今では香港が中国の一部と成りながらも、
香港は独自の立場と独自の法律の下にあって、まったく中国の一部ではなく、
むしろ、本来的には独立国のようになっていることを
いろいろと具体的な話の中で感じた。

 

中国の付き合っていく上で、香港はキーワードの一つである

 

今日は、香港から次の目的地“中国”の「広州」に向かう。
広州には銀行の田島所長も同行していただけることになっている。

 

移動手段は列車。
列車の時間には少し余裕があったのと、
ちょうど昼時であったので、構内のファストフードのようなレストランで昼食を取る。
私と荻野と田島さんは意見一致でビーフカレー。
確かにビーフであるが、半端な量のビーフではなく、
ボールいっぱいに入った牛肉にカレーが掛かっていると言った物で、満腹になった。

 

ご一緒いただいた田島所長

 

 

横井支店長もよく使ったといわれるこの駅、
香港から広州などの中国に出かける玄関であるのだそうだ。

 

 

約1時間40分、広州への直通列車である。
最高時速200kmで走るというこの列車、
香港⇒広州まで、230香港ドル(約3200円)は
座った席が特等席であったこともあるが、快適そのものである。
(鉄道大好きのオーパラ・大貫さんが乗ったらどんなに喜んだであろう)

 

 

香港の駅で、まず香港からの出国手続きをして、
広州に到着したら、駅で今度は中国への入国手続きをする。
飛行機に乗って外国に行く場合とまったく同じである。
(出入国管理のカウンターは絶対写真を撮ることは出来ない。)

 

実質的には、文字通り香港は、中国にとっていまだ外国なのである。
ヒシヒシと実感した場面である。

 

広州へは初めての訪問だ。

 

広州には、日本の車メーカー、ホンダ、日産、
そして最後にトヨタが
この広州に現地生産の自動車組立て工場を建てた。

 

それに伴って日本の関連企業が大量に流入している街である。
はたして、この広州に何が待っているか。

 

前祝いとして、広州の一流レストランでみんなで食事をした。
そこで田島さんのキャラが分かった。
めちゃくちゃポジティブな面白い人である。
いつか書いてみたい。

 

広州にも、中国人が大好きな金色とか青く輝く総ガラス張りのビルがいくつもあった。
これは、上海でも、北京でも、香港でも同じである。

 

写真は香港の、やはりガラス張りのビルたち

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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